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トコトン聞きました！
- 鉄骨3階建てのビルを快適なわが家に インナーバルコニーがくつろぎ空間を提供
写真＝
規 模：鉄骨3階建て
設計・施工：株式会社サンコウホーム
鉄骨3階建て、元オフィス兼社員寮を
リノベーションで快適なわが家に。
スタイリッシュなリフォームを得意とする
（株）サンコウホームならではのおしゃれな空間に
ヴィンテージの家具がマッチしています。
この家は、以前はオフィス兼社員寮として使われていた3階建ての鉄骨ビルです。フルリノベーションを前提に購入して、サンコウホームさんにプランニングをご相談しました。
リクエストしたのは、「遊び心のある空間」。また、家族がどの部屋にいても気配を感じられるような家にしたいと希望を伝えました。犬やウサギ、フクロウ、モモンガなどを飼っているので、家族とペット、自然が心地よくつながる住まいにできればと思っていましたね。
リノベーション後の住まいでは、オフィスとして使われていた1階に広い土間のある玄関ホールを配置。大きなテーブルと椅子を置いて、仕事の打ち合わせ室として使えるようにしています。プライベートスペースは、2階と3階にまとめました。2階と3階は吹き抜けでつながっているので、違うフロアにいても家族の気配が感じられます。
プライベート空間の中心となる2階には、約24畳の広々としたLDKを配置。リビングの上は吹き抜けになっていて、ハイサイドライトから光が差し込む明るい空間になりました。鉄骨ビルの特性を生かし、スチール製の梁や天井を現しにして、インダストリアルな雰囲気を強調。天井を黒く塗装していますが、リノベーションで天井が高くなったので圧迫感は感じません。
オープンスタイルのキッチンは、グレーのタイルがアクセント。キッチンカウンターは奥行もあり、ダイニング側は収納になっています。キッチンの奥には、食品ストックをしまえるパントリーを設置。キッチンとウォークインクロゼット、ランドリースペースを2階にまとめて、水まわりの動線がスムーズになりました。ダイニングテーブルの横に造作したカウンターデスクで、よく子どもが勉強をしています。
2階と3階に、それぞれインナーバルコニーを設置しました。南側の道路に向けて外壁にルーバーを設置して、外からの視線をシャットアウト。快適な採光と通風を確保しつつ、視線を気にせずにゆったりと過ごせるスペースになりました。
インナーバルコニーは、家族でBBQをしたり、チェアでくつろいだりできるリラックススペース。外の空気を感じられる半屋外の空間で過ごしていると、自然とのつながりが感じられます。室内の階段に加え、インナーバルコニーにもスチール製の階段を設置したので、2階から3階への行き来も自在です。
リノベーションの際、外観もデザインを変えてもらいました。外壁は、金属サイディングと木材を張り分けしたことで、スタイリッシュな印象に。夜になると、インナーバルコニーに設置したルーバー越しに室内のあかりが外へとこぼれます。
1階の玄関ホールは、来客をもてなしたり、仕事の打ち合わせをするスペース。タイル張りの床は、靴のまま気軽に出入りできます。1段上がった階段から、プライベートスペースへ。また1階奥の和室は、ゲストルームとして使うこともあります。玄関脇にミニキッチンを設置しているので、帰宅後の手洗い時にも便利です。
玄関ホールは、ペットたちと過ごす空間でもあります。玄関ホールの奥にペットルームを配置。フィックス窓越しに、展示室のようにペットたちの様子を見ることができます。フクロウのためのスペースは、棚の高さや止まり木の位置なども、緻密にプランニングしました。
リノベーション後にリクガメやインコも加わり、さらににぎやかに。外出自粛期間中も、ペットと触れ合ったり、世話をしたりする時間に、家族それぞれがいやされていましたね。ペットルームのある打ち合わせ室は、来客にも好評です。
自粛期間で外出する機会も減りましたが、もともと家族一緒で過ごす時間が長かったため、特に生活の変化は感じていません。気がつけば家族がリビングに集まり、一緒に過ごしていることが多いですね。吹き抜けがあるので圧迫感もなく、ストレスを感じずに過ごせます。
窓から明るい光が差し込みますが、外の視線も気にならず、カーテンなしで過ごせる点も気に入っています。また家での時間が増えても、外の空気を感じられるインナーバルコニーで体を動かしたり、リフレッシュすることができました。
リノベーションする時に、性能の高いセルロースファイバーを断熱材として入れてもらったので、家中どこにいても快適。室内温度が安定しているので、ペットたちも心地よく過ごせるのではないかと思います。
1階に土間仕様の玄関ホール兼打ち合わせスペースを配置。来客は靴で気軽に出入りできます。スケルトンデザインの階段が、上階からの光を1階にまで落とします。
打ち合わせスペースに奥には、ペットルームを配置。フィックス窓からペットの様子が常に目に入るので、安心です。来客にも好評。
吹き抜けから明るい光が差し込むLDKは、家族のお気に入りスペース。気がつけばほとんどの時間をここで過ごしています。インテリアはヴィンテージ家具でまとめました。
娘さんは自室ではなく、リビングに隣接したスタディコーナーで勉強に集中していることが多いそう。
リビングに対面するオープンスタイルのキッチン。グレーのタイルは、LIXIL社のカタログを参考にデザインを依頼しました。奥にパントリーを配置しています。
外出がままならなくても、室内着のまま外の空気を吸って気分転換できるインナーバルコニー。写真は、寝室から直接出入りできる3階バルコニー。「椅子でくつろぎながらリフレッシュする場所として重宝しています」とご主人。
※この記事は個人の感想に基づいて制作しております。
写真： ①②施主撮影 以外 渡辺慎一
