総評
建主ご夫妻ふたりのための平屋の住まいは、勾配天井を生かした外観が印象的。この外観にマッチする重厚な玄関ドアをセレクトして、バランスよくコーディネートされている。間口の広い玄関が、ゆとりある暮らしを演出。屋内では開口部からの光や採光を効果的に活用し、なかでもリビングダイニングは視線を外へと誘導することで、開放的な空間に仕上げている。ふたりの豊かな生活がイメージできる、気持ちのよい住まいとなった。
総評
都心に建てられたガレージハウスは、2階にシアタールームとくつろぎスペースを配置。隣家の庭木を借景とするため、大きなピクチャーウィンドウを設けたくつろぎスペースは、居心地のよい時間を提供している。トリプルサッシの高性能窓と屋根断熱によって、建物の高い性能も確保。閑静な住宅街の中、自然を身近に取り込むワイドサイズの窓が、設計者の意図する「豊かな暮らし」をみごとに表現している。
総評
大きな分譲地で開放感とプライバシーを確保するために、1階リビングと連続するアウトドアリビングを配置。圧倒的な開放感を演出するワイドサイズのサッシで、2つの空間を自由に行き来できるようつないでいる。アウトドアリビングを囲み、外部からの視線を遮るフレームもユニークなアイディア。リビングに設けられた吹き抜けと、上部からの光をもたらすサイドライトが、住まい全体をさらに開放的に演出している。
総評
2階とつながる大きな吹き抜け空間に面したキッチンには、フローリングと相性のよいラスティックな框扉を採用。壁面カウンター上の壁を低彩度のグリーンでやわらかく仕上げ、居心地のよい空間を演出している。サイディング材の外観と吹き抜けのあるリビング、アイランド型キッチンまでが美しく調和しており、住まい全体がひとつにまとまった印象に。この家で5人家族がにぎやかに、心地よく過ごす毎日がイメージできる。
総評
内装のコーディネートから間取りまで、キッチンを軸にしたプランニング。キッチンまわりにダイニングや子供が遊べる和室、パントリーを配置し、料理がしやすく、家事動線が短くなる間取りを提案している。ゆるやかなアールの壁が圧迫感を消しつつやさしい影をつくり、居心地のよいLDKを演出。木目の床や天井に囲まれた空間にはやわらかく光がさし込み、子供を見守りながら調理もできる理想的な空間に仕上げている。
総評
積雪の多いエリアで季節の変化が感じられる空間にするため、コートヤードを中心とした間取りに。コートヤード奥に配置されたバスルームでは、プライバシーを確保しつつ、外部の植栽を見ながら入浴できる。脱衣室と浴室をワイドサイズのガラス建具でつなげたことで、脱衣室から窓の外まで視線が広がり、開放感あるスペースに。建具やバスタブ、サッシをモノトーンでまとめたことで、落ち着いたコーディネートに仕上がっている。
総評
高級ホテルのような空間を意識した洗面室は、シックな色合いと建主がセレクトしたタイルの組み合わせで、落ち着きのある空間に。暗くなりがちな洗面室にあかり取りの窓を設け、自然な光が楽しめる空間に仕上げている。またデザイン性の高さはもちろん、混み合うことなく使用できるカウンター一体型の洗面ボウルをセレクトするなど、毎日気持ちよく使うための細やかな配慮が随所に生きている。
総評
無機質な印象になりがちなトイレをやさしい印象の空間に仕上げるため、ヘリンボーン張りの床にテクスチャー感のある壁紙をセレクト。照明や採光もバランスよく調和しており、心地よいスペースをつくり出している。素材や質感へのこだわりは居住スペースとの連続性もあり、家全体に統一感を演出。既製品のフロートトイレや埋め込み収納棚もやわらかな空間にマッチしており、高いコーディネート力を発揮している。
総評
親から譲り受けたマンションを、子供のいる4人家族に合わせて全面リフォーム。トイレはノーブルブラックの「サティスG」タイプでスタイリッシュに仕上げており、シンプルながら完成度の高い空間が楽しめる。アクセサリーやカウンター、壁、床までバランスよくコーディネートして、調和したスペースに。アクセントとして加えられた特徴的なペンダントライトが、この空間の効果的な引き立て役として機能している。
総評
家族や友人が自然に集まる空間を意識し、赤みのあるチーク材の建具でナチュラルテイストの空間に。室内ドアなどの建具と家具の色味をうまく合わせたことで、空間全体にまとまりを生み出している。既成の建具や床材に、カラークロスや照明で住む人のオリジナリティをプラス。タイル、クロス、ウッド材といった多様な素材をミックスさせて、家族のこだわりが感じられる、あたたかみのある住まいに仕上げている。
総評
周囲を建物に囲まれた住宅地でプライバシーと開放感を確保するために、ロの字型の建物で光庭を囲むコートハウスのプランを提案。家全体に光がさし込み、住宅地にいながら圧倒的な開放感が楽しめる住まいに仕上がった。光庭に向かう大きな開口は、サッシのブラックフレームがアクセントに。また日当たりのよい2階の廊下にはスタイリッシュなブラックのハイドアが並び、こだわりが感じられるスペースとなっている。
総評
3階建ての中古物件を購入して、全面リフォームした事例。「お家で過ごす時間と家族のことがもっと好きになる」をコンセプトに、早く家に帰りたくなるような家を目指したデザインは、カラークロスが効果的に使用されている。壁を取り払って広い空間となったLDKでは、既存の柱×インテリア格子の組み合わせが空間のアクセントに。この縦格子で空間をゆるやかに仕切り、心地のよいコーナーを生み出すアイディアも高く評価された。
総評
プライバシーを確保し、騒音を遮断するために、あえて南側には窓を設けず3つの庭で採光と通風を確保。家族の憩いの場となるLDK前にはウッドデッキを設置し、ワイドタイプのハイサッシで採光を取り込んでいる。外壁で囲まれたウッドデッキは外に対しては閉ざしながら、室内には開放感を演出。オーバーハングしたウッドデッキは気軽にくつろげるスペースとなっており、LDKと連続させることで室内を広く見せたプランとなった。
総評
「平屋でも広々とした空間で暮らしたい」という建主の依頼に応え、勾配天井のある開放的なリビングを実現。大きな開口は中庭に面しており、視線の広がりが感じられる空間となった。中庭に設置された縦格子は、外からの視線をさりげなくシャットアウト。格子越しに光を室内に効果的に取り込み、LDKと中庭が連続する空間を心地よいスペースに仕上げている。縦格子をアクセントに取り入れた、外観デザインも好印象。
総評
都内の限られた敷地における家づくりでは、庭スペースを確保することができなかったため、屋上にマルチスペースを提案。屋上とは思えないほどの素敵なアウトドア空間が演出されており、生活者の楽しい声が聞こえそうなスペースに仕上がっている。屋内でも、室内窓を効果的に使って空間を仕切り、仕事場兼趣味室を確保。家族もスペースもゆるやかにつながりながら、暮らしを楽しむスタイルが感じられる。
総評
「プラスG」を効果的に使い、近年のトレンドである離れ空間を美しく演出。ペールトーンで仕上げた浮島スタイルのテラスは、緑を眺めながら会話やお茶を楽しむのにぴったりなスペースとなっている。屋内コーディネートにも合わせたデザインにしたことで、室内・屋外で統一感を演出。また「エクステリアライト美彩」を組み合わせてライトアップ時の表情を豊かに演出し、庭でのひと時をより多彩なものにしている。
総評
別荘地にある敷地は、富士山の眺めが楽しめる恵まれた環境。この条件を最大限に生かすため、建物の配置に十分に配慮をして、2階リビングから富士山を眺められる大開口を設置している。リビング外のデッキスペースも、コンパクトながら富士山をひとり占めできるスペース。雄大な眺めをピクチャー効果でうまく切り取り、静かなひと時が楽しめる。敷地条件を生かし、暮らしを楽しむライフスタイルが感じられる住まいとなった。
総評
建主の希望は、「亡き父母が安心できる仏間がある家+周辺の景色を損なわない、主張しない外観」。「成月庵」と名付けられたこの家は、鳥の広がる羽根をイメージして軒が広くしつらえられており、周囲と違和感なくなじむ平屋の住まいとなっている。重厚感ある玄関ドアに対し、外に向けて大きく開いた室内空間とのトータルバランスが高評価。照明を効果的に配置したエントランスは、広い空間で来客を出迎える心持ちを表している。