「木の家が好き」というシンプルな思いを
的確な提案でかたちに
してくれた。

石川県かほく市 Tさま邸

家族構成: 夫婦
規  模: 地上2階建
設計・施工:株式会社 中善工務店

木の家が好きという以外にこだわりがなかったTさん夫妻が
中善工務店から受けた様々な提案は、ツボにはまるものばかり。
スリッパを履かずに暮らせる快適さや家事動線の良さ、
デザインのいいお気に入りの外観についてなど、
満足感のポイントをお聞きしました。

チラシの写真にピン!ときた奥さま。
内見会でカンが確信に変わった

奥さま

木が香りますか? 私たちはもう慣れてしまって、わからないんですけど……。うちにはお客さま用のスリッパも用意してないんですよ。訪ねてきた方にも足触りの良さを感じてほしくて。床は、表面に「カエデ」材を貼った床暖房対応のフローリング材で、見た目と触感が無垢材に近いんです。床暖房を入れたので足元からぽかぽかと暖かく、冬でもエアコンを使わない日があります。

私たちは、結婚してしばらくはアパートに暮らしていたんですが、「家賃ももったいないし、持ち家がほしいね」と話し合うようになって。中善工務店さんとの出会いは、たまたまポスティングされたチラシです。すてきな室内の写真が掲載されたシンプルなチラシが印象的でした。住宅展示場にも足を運んでみてもピンと来なかったのが、そのチラシには「これだ!」とひらめくものがありました。父が元大工なので、私は父が建てた木の家で育ちましたし、夫も昔ながらの木の家が好き。私たちが木をふんだんに使う中善工務店さんの家づくりに魅力を感じたのは、自然なことだったのかもしれません。2軒ほど内見会に行って、木をたくさん使いつつシンプルでおしゃれな空間を体験し、納得の上で決めました。

柱・梁を見せる1階と隠す2階。
コストにメリハリをつける

ご主人

私が長男で親戚が集まるので、LDKは広くしました。太い梁を隠さずに見せて天井を高くしたので、より広く感じます。端材を利用した寄せ木風の壁は、中善さんの得意なアクセントウォールで、眺めるたびに「いいなあ」と思います。リビングは、小上がりの和室も含めるとゆったりとした大空間に。和室もリビングと一体使いができて段差に腰掛けられるので、14、5人お客さんが来てもゆったりと過ごすことができました。格子戸を設けたので、来客が泊まるときにはやんわり視覚を遮ることもできます。

奥さま

浴室・洗面室といった水回りをキッチンの奥に配置したので、家事動線が短く効率的に動けます。北陸では必須の室内干しスペースもつくってもらい。洗面室も縦長で広いので、シーツなどの大物もラクラク干せるんです。ちょっと贅沢かなと思いつつ水回りにも床暖房を入れたので、家事をするときも足元が暖かくて大正解でした。

ご主人

1階で構造材の美しさを見せていますが、2階は柱梁を壁で隠した洋風のイメージ。中川社長が「構造材を見せるところにはきれいな木材を使うのでコストがかかるけれど、2階にはリーズナブルな材を使ってバランスをとります」と説明してくれて、コストのメリハリの付け方に共感できました。

提案は好みに合うものばかり。
全て任せて後悔なし

奥さま

私たちは、どうしてもこうしたいとか、こうではければイヤ、という強い希望はなかったので、すべて中善さんにお任せしてしまいました。何から何まで頼り過ぎで申し訳ないくらい……。でも、提案してくださるものが全部ツボで(笑)。インターネットで探した好みの外観やインテリアの画像と似たものを提案され、「なんでわかったんだろう?!」と驚いたことも! でもひとつだけ、リビング横の手洗いコーナーのデザインには凝らせてもらいました。SNSで見つけた写真を参考に、数種類のモザイクタイルを組み合わせて貼ってもらって。毎回使うたびに嬉しい気持ちになるんですよ。

ご主人

私の一番のお気に入りは外観です。黒のガルバリウムに木を合わせ、硬質さと柔らかさをミックスさせたシャープなデザインは、提案を見た瞬間「かっこいい!」と思えました。交通量の多い道路沿いに建っているので、車窓から目を留めた人が中善さんに問い合わせすることもあるそうです。

ダイニングテーブルの仕上げをDIY
ワークショップで木の魅力を伝える

ご主人

このダイニングテーブルも自慢したくなるもののひとつ。厚さが10cmほどもあるスギの耳付き一枚板で、工事中に中善さんの加工場で表面を仕上げました。まずは電動カンナでならし、次に紙ヤスリでさらに肌理を整え、最後にオイルを塗りこんで、完成。分厚い板を支える脚は妻の父が腕を振るってくれ、思い出深い親子合作になりました。

奥さま

父は工事中、毎日のように現場に来ては職人さんたちとコミュニケーションをとっていました。私はみなさんのご迷惑じゃないかとドキドキしましたけど……。完成後は父からも「いい家だ」とお墨付きをもらい、中川社長もホッとされていたようです。家はアパートよりずっと広くなりましたが、床にレールがない吊り戸にしてもらったので、掃除は以前よりラク。アパートで悩みだった結露もなく、家事のストレスが激減したのがうれしいです。

引き渡し後も中善さんとのおつきあいが続いていて、中善さんの加工場を改装したカフェ「もくぞうこ」で行われるワークショップで、木材を利用したリースづくりの講師を務めさせていただきました。元保育士なので、教えるのは得意なんです。子どもたちが本物の木に触れる機会がどんどん減っているので、その特性を体験してもらえたら、と引き受けました。大工の娘として、木の家に暮らす者として、木の魅力を伝えられることに喜びを感じています。

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