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平屋の長方形の間取りに、むくらせた瓦屋根を葺きました。
むくり具合は見た目のバランスも大事ですが、瓦がちゃんと葺ける納まりも考えて決めています。
玄関に入ると、床の間の様な空間があります。小さな照明を入れて掛け軸や花をやわらかく照らしてくれます。竿縁天井と落とし掛けは竹を使い、硬い空間にならないようにしました。
玄関框はお客様が山で皮むきした木を使っています。下駄箱の反対側にはシューズクロークがあり、靴以外にも土いじりの道具や子供の外で遊ぶおもちゃなども置けます。
廊下には畳を敷いています。厚みのある畳なので、畳独特の柔らかさもあります。腰壁の杉板は和室にも続いています。
和室の杉の腰板は壁の保護の意味もあります。寄りかかったり、掃除機が当たったり…また、腰板と建具の板を合わせています。高さもそうですが、色味のバランスも合わせています。
リビングは畳でくつろげる場所です。奥にはダイニング、キッチンがあります。お客様も来るリビングからはキッチンは見えにくくなっています。南側には大きい窓があり、深い軒のおかげで夏の直射日光は防げます。
子供部屋は、子供が大きくなったら後から仕切れるような間取りになっています。床は無垢の桧板で程よく硬く、温かみのある床になっています。
リビングと台所は直には見えなくなっています。子供が小さいと気になる。でもお客様に丸見えは…。という事で、細い竹の格子窓を入れ、丸見えではないけれども雰囲気は伝わる様にしました。
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