眺望を大きな窓から
取り込み
自然を身近に感じる
平屋の住まい

写真=

埼玉県北本市S様邸

規  模:木造1階建て
設計・施工:株式会社バウハウス

緑に囲まれた敷地環境を生かし、
自然が身近に感じられる住まいにするため、
あえて平屋のプランを採用しました。
横長の建物にはLDや水回り、個室が並び
各室の窓から美しい眺望が楽しめます。

南アルプスまで見晴らせる眺望を
生かした家づくりをスタート

家づくりは土地探しからスタートしました。初めてこの土地を見に来た時はまだ以前の建物が残っていましたが、まわりの環境が気に入り、購入を即決。敷地の南側には栗やイチョウの木、西側にはゆるやかに草原の傾斜地が広がり、遠くに秩父や南アルプスの山並みを望むことができる絶好のロケーションです。

購入後更地にしてみると、見晴らしがさらによくなり、期待以上の美しい眺望に。この美しい景観を最大限生かす家にしたいと、家づくりのコンセプトも決定しました。「自然を身近に感じて暮らせる住まい」「平屋」「土間とガレージがほしい」というリクエストをまとめて、工務店「バウハウス」に設計を依頼。またストレスがあるとせっかくの眺望も台無しになるので、「家の断熱性を高めて、一年中快適な空間にしたい」という希望も伝えました。

「薪ストーブのある家」を得意とする
工務店「バウハウス」に依頼を決定

「バウハウス」に依頼を決めたのは、同社が開催していた内覧会に足を運んだのがきっかけ。当初はハウスメーカーを検討して住宅展示場などを回っていましたが、ピンとくるものがなく、不動産サイトで見つけた「バウハウス」に興味を持ちました。

「薪ストーブの家を得意としている」という点に興味をひかれたのですが、内覧会では築10年を経ていても木の香りが漂い、空気が気持ちよく感じる空間に感激。また家全体をあえてシンプルな造りにして、暮らしていくなかでカスタマイズする余地を残すなど、住み手がアクティブになれる家づくりの姿勢にも好感を持ちました。敷地の条件を生かした平屋にしたいという私たちの希望もすぐに理解してくれたので、理想のイメージを共有しながら安心して家づくりが進められました。

大きな窓から眺望が楽しめるLDK
建物性能も高めてさらに快適に

「こんな家にしたい」というイメージをスケッチに起こして、打ち合わせがスタート。東西に長い敷地を生かした、横長の平屋のプランを採用しました。見晴らしのよい南西側の眺望を楽しむために、リビングダイニングには大きな窓を設置。窓からは緑豊かな樹木に加え、秩父や南アルプスの山並みも望むことができます。大きな窓からは日差しがたっぷりとさし込み、冬でも暖かく快適な空間に。断熱性の高いサッシ「サーモスX」(LIXIL)を採用したことで、一年中快適に過ごせます。

当初の希望通り、リビングダイニングには薪ストーブを設置。さらに、やさしい木目のバーチ材を床に敷いたことで、素足でも気持ちよく過ごせる空間となりました。壁はシンプルな白の壁紙でコストダウン。窓からの景色が、この家の主役です。

キッチンや寝室にも開口部を設け
住まい全体を開放的な印象に

キッチンはダイニングとオープンにつながっていますが、対面式のカウンターに30cmの立ち上がりを設けたことで、ダイニングからは手元が見えない設計に。家族や来客と会話を楽しみながら、気がねなく作業できます。

システムキッチンは、収納力抜群の「アレスタ」(LIXIL)を採用。パントリーを併設したので、ふだん使いの食材はもちろん、災害時の備蓄もストックすることができます。また、キッチンカウンターは窓に向かっているので、調理をしながら景色を楽しめるのもお気に入り。キッチンカウンターは在宅ワークの時の作業スペースとしても活躍しています。

横長のこの家は、リビングダイニングだけでなく、寝室や浴室からも眺望が楽しむことができます。ウォークインクロゼットを隣接した寝室は、窓からのぞく樹木を絵画のように楽しめる空間。勾配天井も心地よく、朝の目覚めが快適になりました。

アウトドア用品を収納できる
大型の玄関収納とガレージ

私たち夫婦の共通の趣味はキャンプ。キャンプ用品がたくさんあるため、玄関脇に設けた土間にはたくさんのギアを収納できる専用の収納スペースを確保しました。奥行40cmのこの棚は、棚板の位置も自由に変更できるので、どこに何がしまってあるのかひと目でわかります。トップライトから光もさし込むので明るく、気持ちよく過ごせる空間に。土間スペースは土足OKなので、荷物の出し入れもスムーズ。使い勝手は抜群です。

また、母屋の横に隣接させたガレージも、アウトドア用品の収納スペースとして大活躍。このガレージは屋根に外断熱を施工してもらったので、予想以上の快適な空間となりました。DIYをしたり、キャンプ仲間を招いて夜通し過ごしたりと、趣味の時間を過ごす場として重宝しています。

実例を紹介しながら、住まいづくりのアイデアを数多く取り上げた書籍はこちら 「心地よい暮らしの間取りとデザイン2022」 今回ご紹介した実例も掲載!
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