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規 模:木造1階建て
設計・施工:阿部建設株式会社
広い敷地を生かした平屋建てのプランで、
子育てにもぴったりな開放的な住まいが完成。
阿部建設(株)が得意とする建物の高断熱・高気密化によって
冬はぽかぽかと温かく、夏もひんやりと気持ちいい、
戸外も身近に感じられるわが家となりました。
家づくりを考え始めた時は、ごくスタンダードな2階建ての家をイメージしていました。何社か工務店さんなどに相談して見積もりやプランを出していただきましたが、阿部建設さんから平屋のプランをご提案いただいてびっくり。でもリビングとダイニングキッチンがひとつの空間にまとまった空間はすごく魅力的で、プランを見てひと目で気に入りましたね。
実際に住み始めてみると高い勾配天井が気持ちよく、家族はいつもLDKに集まっています。庭に向けて大きな窓を設置したので光もたっぷり入り、本当に快適。現在3歳になる息子は、広いLDKを走り回れるのが楽しくて仕方ないみたいで、ぐるぐると走っています。特にまだ小さいお子さんがいる家庭には、平屋プランはおすすめ。キッチンで料理している時も目が届くので、安心して過ごせます。
完成から3年程経ちますが、改めて住み心地のよさを実感しています。OMソーラーシステムを入れているので、冬でも快適。特に帰ってきた時にじんわりと家が温まっているとほっとします。「この家を建ててよかったな」と思いますね。
阿部建設さんは建物の性能にすごくこだわっていて、この家もしっかり断熱したうえで、さらに断熱性の高いサッシを使用しています。夏でもエアコンはほとんど必要ありませんでした。今年の夏はリビングの前にゴーヤを植えてグリーンカーテンに仕立て、窓からの日差しを遮り、さらに快適に過ごしていました。
床は無垢のオーク材、壁は漆喰で仕上げています。家が完成したばかりの頃は、帰宅した瞬間に木の香りが家じゅうに漂っていましたね。自然素材に囲まれた家は本当に快適。友人を招いた時は「こんなおしゃれな家、見たことない」と言ってもらえて、うれしかったです!
家族で過ごすLDKのスペースを広くとった分、寝室などの個室はコンパクトにしてもらいました。収納は家族3人分の衣類をまとめてしまえる、大きなウォークインクロゼットを家の中央に配置しています。リビングからも廊下からもアクセスできるので、特に慌ただしい朝の身支度タイムや、子どもの着替えに大活躍。予想以上に便利です。
玄関からリビングに通じる廊下には、背の高い書棚を造りつけにしています。図書館のような雰囲気の書棚は、収納力抜群。片づけやすい点も気に入っています。家全体の収納スペースが充実しているので、気軽に片づけられるようになり、すっきりした生活スペースをキープできます。
玄関にはシュークロゼットを配置しています。家族全員の靴はもちろん、上着を掛けておけるバーも設置してもらいました。最近は玄関で上着を脱いでクロゼットにしまい、玄関ホールの横にある洗面スペースでの手洗いが習慣となっています。
キッチンは対面スタイルにしました。コンロに向かっている時も、お皿を洗っている時も、リビングや和室で過ごす子どもに目が届くので助かっています。白のシステムキッチンは、横3連に並ぶコンロが購入の決め手に。料理を何品か平行して作る時に便利ですね。背面の収納キャビネットは、ダイニング横のデスクと併せてお気に入りの家具屋さんにオーダーしました。壁面は、LIXIL社のタイルを横張りにしています。白とウッド素材でコーディネートしたキッチンは、カフェのような雰囲気で気に入っています。
キッチンのすぐ裏には水まわりを配置。ドラム式の洗濯機はここに置いています。洗濯物はデッキで干すことが多いので、洗濯機から干し場までのアクセスもスムーズ。朝の片づけと洗濯、浴室の掃除などをまとめて短い動線で完了できるプランです。
リビングと和室の前には、デッキを設置しています。子どもは室内とデッキを自由に行き来していますね。庭を広くとっているので、子どもの友達とここで集まることも。砂遊びをしたり、夏にはビニールプールを出して遊ばせたりと、庭が大活躍しています。今年の夏は、プランターになすやプチトマト、ズッキーニを育てていました。子どもと一緒に水やりをしたり、収穫を楽しんだりしていると、庭があって本当によかったと思いました。
日当たりのよい和室は、子どもの格好の遊び場。天気の悪い日はここに洗濯物を干しておくこともあります。デッキの庇を深くとってもらっているので、暑さが厳しい季節も日差しを程よく遮ってくれて快適。冬は窓から光が差し込むので、気持ちよく過ごせます。平屋なので、雨天時は予想以上に屋根の雨音が響いて驚きましたが、自然を身近に感じられる家だと思います。
勾配天井が、広いLDKをさらに広く見せてくれます。南側の窓からたっぷり光も入るので、家で過ごしていても圧迫感を感じることはありません。
小窓の幅にサイズを合わせてデスクをオーダーしたので、見た目にもすっきり。この窓から隣家の庭の緑がいつも目に入り、季節の変化が感じられます。
リビングの横の和室は、客間として活用するほか、子どもが遊んだり、ごろ寝をしたり、洗濯物を干しておいたりと大活躍。玄関ホールから直接出入りできます。
家の中心に配置した、廊下兼書棚スペース。玄関からリビングへ行き来する時に通るので、片づけも気軽にできます。トップライトからの光でいつも明るい雰囲気に。
対面式のキッチンは、家事をしながらリビングや和室、デッキまで目が届くので安心です。キッチンの裏に水まわりをまとめているので、家事を平行して進められます。
広い庭先はあえて外塀で囲まず、「Gフレーム」と「Gスクリーン」(LIXIL)ですっきりとした印象に。門扉は設けず、オープンな雰囲気でまとめています。
※この記事は個人の感想に基づいて制作しております。
写真:渡辺慎一