総評
「床暖房がなくても暖かく過ごせる住まい」という要望を受け、自然エネルギーを利用する創エネ住宅を実現。シンプルに開口面を集中させた手堅いパッシブ設計によって、1年を通じて快適に過ごせる住まいとなっている。外皮性能も申し分なく、まじめな家づくりが好印象。日本海側でもZEHに挑戦する姿勢も評価された。インテリアはよくまとめられており、家族がくつろぎながら過ごす様子がイメージできる。
総評
太陽光発電を広めていくうえでネックとなる狭小地の課題をクリアし、ZEHの住まいを実現。敷地に恵まれなくても挑戦する姿勢が高く評価された。狭い屋根面積で、5kw以上の太陽光パネルを搭載した技術も高評価。狭小地でもZEHが達成できるという好例となっている。「スーパーウォール工法」の採用で高い断熱性・耐震性・防火性を実現しており、コンパクトながらも高い性能を備えた住まいが実現している。
総評
採光・通風に恵まれた高台の敷地で、パッシブデザインに丁寧に取り組む姿勢が高評価。地域区分「6地域」において十分な性能を実現している。方位に対する窓の配置もセオリー通りに行われており、まじめな家づくりへの姿勢が好印象。冬期にも十分な日射取得が期待できそうで、心地よい住まいがイメージできる。玄関からクロゼット、洗面室が連続する動線は使いやすい印象で、コロナ禍の生活にも対応している。
総評
日射取得が期待できない日本海側で、太陽光パネルを設置しなくても断熱性をめいっぱい高めてG3を達成した好例。国の基準を先取りする鳥取県と共に取り組み、真摯な家づくりを実現している。窓はそれほど多くはないが、その環境下でできるだけ採光を確保しようという設計者の努力が見られる点も好印象。潔く白でまとめた外観は清涼感が感じられ、開口部の枠を白く塗装してノイズを消す処理も効果を上げている。
総評
仕切りのないひと続きのLDKを、住まいの性能を上げることで快適な空間に。眺望が気に入って購入したという物件は大きな窓があり、太陽熱の影響を受けやすかったため、インナーサッシを設置して日射をコントロールしている。リフォーム後は自社で性能値を計算しており、会社として真摯に取り組む姿勢が好印象。光熱費が1/3になったという結果もすばらしく、地味ながらしっかりとした取り組みを評価したい。
総評
多雪地域の北海道では雪の影響で太陽光パネルが屋根に搭載できないという課題があるが、壁面にパネルの設置を行うことでその課題をクリアした事例。太陽高度が低いエリアにおいて、地面に積もった雪に反射する太陽光を採集できるという意味でも効果的なプランとなっており、その技術力が評価された。低コストながら、省エネ性能が高い住宅をつくっている点も好印象。今後もぜひこうした事例が増えてほしい。