工務店がつくるいい家
コンパクトでも 狭さを感じない平屋住宅
【OMソーラーのある平屋の家】茨城県下妻市 LIXILメンバーズコンテスト 新築部門・地域最優秀賞受賞作品
平屋住宅でありながら、内と外とのつながりを意識することで空間的な広がりを演出し、開放的な住環境を実現。「閉じる部分」と「開く部分」を機能的に配置した質の高い外構空間も特徴の一つです。
リビングからデッキ、庭へ。室内と屋外のつながりを創出
「大きな家は必要無いが、適度な広さのリビングは欲しい」というお施主さまからの要望に対し、柴木材店が提案したのは、コンパクトでありながら開放感のある、狭さを感じない平屋住宅でした。
工夫の一つが、屋内と屋外の境界線を曖昧にし、リビングに開放感を持たせること。開口部に面した南側のリビングは、屋外に設置したデッキと一体化させるとともに、深い軒の裏部分とリビングの天井を同じ板材で仕上げることで、屋内と屋外の連続性を際立たせています。リビングと屋外をつなぐ開口部には、LIXILの「オープンウィン スライディング」を採用。サッシを全開口にすると、屋外との空間的な一体感がさらに増します。リビングに隣接する和室などにも開放感を生む仕掛けを施しましたが、建物の性能はZEH基準をクリアするレベルを確保しており、暑さや寒さに悩まされる心配もありません。
プランは、より効率的な動線を可能とする回遊式とし、共働きの子育て世帯であるお施主さまの暮らしをバックアップ。ダイニングからキッチン、洗面室、脱衣室、浴室が一直線につながっているので、まだ小さいお子さまが入浴している様子などをキッチンから見守ることも可能です。
日本の原風景へと溶け込むような美しい佇まいの外観デザインと外部に開く外構空間で、地域の風景をつくり出すことにもこだわりました。デッキの前に広がる庭園部分は木製のフェンスで囲い、閉じる部分と開く部分をバランスよく配置したのもポイント。室内と屋外、そして地域と住宅といった、あらゆる「つながり」を大切に想うからこそ実現できた住まいだと言えそうです。
ギャラリー
■和室
和室の上部には宙に浮いた障子の鴨居が。リビングの天井との連続性を持たせることで、より開放的な住まいを実現しました。
■LDK
水平ラインを揃えながら天井高の違いなどを用いることで、平屋住宅でも狭さを感じさせない空間を実現。
■LDK
お施主さまのご要望もありペレットストーブを導入。
■キッチン
キッチンの作業台は、お施主さまが以前の住まいで使用していたダイニングテーブルをリメイクしたもの。
■外構
玄関までのアプローチは、S字の通路沿いに植栽を施すことで、木立の中を抜けながら歩いていくような空間に。