工務店がつくるいい家
もてなしの心に満ちた ゲストハウス
[ゲストをもてなす木の家]長崎県南島原市 LIXILメンバーズコンテスト 新築部門・準大賞受賞作品
「ゲストをもてなす」というコンセプトのもと、どこからでも庭が見えて室内に居ながらにして開放感を味わえるように設計されました。島原半島の豊かな自然と調和し、もてなしの心が宿る木の家です。
室内のどこにいても緑の木々の景色が味わえる。開放感に満ちた暮らしに
本宅の近くに来客を迎え、パーティを楽しめる家が欲しい。そんな建て主の要望を受け、浜松建設が提案したのは、周囲の里山に分け入ったかのような豊かな植栽に囲まれた住まいでした。
細長い敷地形状をアプローチ、オープンなLD、中庭、プライベートルームと奥に進むほどプライバシーが守られるようにゾーニング。東西を貫く動線を軸にして、各ゾーンの視界と空間が切り替わっていくように設計されました。
前庭にはピザ窯をしつらえた離れの小屋を設置。屋外で食事を楽しむことも可能です。
玄関を抜けると、勾配天井のリビング・ダイニングがダイナミックに出迎えてくれます。天然漆喰と杉の無垢材の床で構成された室内は、自然素材ならではの柔らかな質感に包み込まれ、誰もがリラックスできる空間となっています。
窓の配置には特に気を使い、自然光の取り込み方、風の通し方の工夫が設計に反映されました。どこからでも周囲の緑が眺められるように配慮され、庭、リビング、ウッドデッキが一体となり、開放的な室内に。
2階はコンパクトな2つの個室。東側の個室には吹き抜けがあり、3階の小屋裏部屋へと続く柱が据えられました。まるで登り棒のようで遊び心が刺激されます。
3階は、開放的な1、2階とうって変わって天井の低い、小屋裏部屋と書斎に。書斎の窓からは、島原半島の象徴的な存在である雲仙普賢岳と向き合うことができます。
日中は自然光を生かし、夜は最小限の照明でくつろぐ。室内にいながらにして山の姿をのぞみ、有明海からの潮風を感じ、島原半島の雄大な自然に寄り添う暮らしの形がそこにはあります。
どこからでも庭が見え、どこにも行かず、この家にいるだけで食事も睡眠も入浴もすべてがゆっくりと満喫できるような家になりました。
ギャラリー
■リビング
1階のLDKはワンルームの大空間。内装の自然素材にほどよく光が当たり、柔らかな雰囲気になっています。
■ダイニング
ダイニングは中庭に向けてオープンに。上下の大開口で屋外の開放感をいっぱいに取り込んでいます。
■寝室
1階の奥に配置された寝室。掃き出し窓以外は、スリット窓にして、落ち着いて休める部屋にしています。
■書斎
3階の書斎の窓は、ちょうど雲仙普賢岳を切り取るように配置。山と向き合い、静かな時間を過ごすことができます。
■中庭
中庭にはウッドデッキを設置。室内の床とレベルを合わせ、内外の連続感を高めています。
■離れの小屋
前庭には、離れの小屋を建築。石窯を設置して、ピザパーティーを楽しむこともできるようにしました。非日常感を味わい、くつろぎを演出する仕掛けとなっています。