「夢」を建てる
近道は、
ステップを
描くこと

2019年3月20日

  • 住宅ローン
  • 頭金

抑えたいポイント

  • 注文住宅の建築費の総額は平均で4,334万円(平成29年度)
  • 一般的に家づくりの建築費用は、本体価格+付帯工事費
  • 建てる前から建築までの資金計画のステップを立てて考えるべき

注文住宅の建築費の平均は
約4,300万円

家づくりは、人生で一番大きな買い物です。国土交通省の「平成29年度住宅市場動向調査」の結果を見てみると、注文住宅を建築した人が要した資金総額の平均は4,334万円でした。そのうち、自己資金の平均は1,250万円、3,084万円が借入金という結果に。

※分譲住宅は3,840万円、中古住宅は2,857万円

家づくりは無理をしない資金計画を含めて、マイホーム購入までのステップを描き、確実に実行していくことが、成功の秘訣なのです。注文住宅を夢で終わらせないためにも、建築までの資金計画をしっかりシミュレーションしてみましょう。

家づくりの建築費用は、
本体価格+付帯工事費

建てたい家はどんな形態なのか?住みたいエリアは?広さ、間取りの希望は?

まずはマイホームの希望を家族みんなで意見を出しあってまとめましょう。それが見えてきたら、住宅会社に相談です。きっとおおまかにでも、住みたい家の建築費用を把握することができるはずですよ。

ちなみに、一般的な家づくりの建築費用は、本体価格+付帯工事費です。全体の金額を100として考えると、本体価格が70〜80%、付帯工事費が15〜20%と言われています。

自己資金をどのくらい準備
できるのか

建てたい家の費用が見えてきたら、手持ちのお金のうち使える金額や親からの援助資金の額などを計算し、準備できる自己資金の額を把握しましょう。そのうえで、住宅ローンの頭金に使う金額と借入をする金額を考えます。

ここで、忘れてはいけないのが、登記にかかる費用や住宅ローンの設定にかかる費用、家財や引っ越し費用などの諸費用です。住宅ローンの頭金にプラスしてこれらのお金は、家の建築を始めるときに現金で必要となるので、住宅会社に確認しておきましょう。諸費用の目安は建築費用の5〜10%と言われています。

もっと詳しく諸費用を知りたい方は
こちらをチェック!

注文住宅の費用は、
土地と建物だけじゃない

住宅ローンをプランニング
しましょう

住宅ローンはこれから長くお付き合いする家計の固定費です。無理のない返済プランを考えるなら、住宅ローンの頭金は建築費用の1~2割程度と言われています。

住宅ローンはどのくらいなら無理なく返済できるか、そしてどのくらいの予算の住宅が建てられるのかを試算してみることも大切ですよ。試算の結果をもとに、自己資金額や、収入からローンの返済にまわせる金額も確認してみましよう。

確認するべき3つのポイント

  • ◆年間返済額は年収の何パーセント?
  • ◆毎回の返済額に無理はないか?
  • ◆将来の返済額の変化などに無理はないか?

家の建築後にかかる固定資産税、火災保険料、団体信用生命保険料などなど…。継続的に発生する諸費用は盲点になりやすいのでお忘れなく。ライフプランと照らし合わせて返済計画を立てましょう。

もっと詳しく返済額を知りたい方は
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無理なく返せる借入金を
導きだす方法

住宅ローン商品の選び方と
返済計画を考えましょう

住宅ローン商品には、全期間固定金利型、固定金利期間選択型、変動金利型などの金利種類があります。返済方法は、元利均等返済や元金均等返済など、さまざまな返済プランが選択できるのです。

まとまったお金を元金の返済に充てることで、返済期間の短縮や、総支払利息の軽減効果が期待できる繰り上げ返済なども考えて、将来の返済プランに合った住宅ローン商品を選択しましょう。

(執筆:株式会社エフピー研究所
ファイナンシャルプランナー 今野隆文)

※本サイトに掲載の内容は、平成30年12月の法令に基づき作成しております。

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