アイデアいただき!
ニューノーマル時代の
ワークスペース実例集

新型コロナウィルスの影響で耳にするようになった「ニューノーマル」というキーワード。
働き方・暮らし方が変わりつつある今、リモートワークの常態化が謳われており、
自宅でもワークスペースのニーズが高まっています。
専用の場所をしつらえておくと、在宅勤務がしやすいのはもちろん、
もしテレワークが下火になっても趣味室や書斎として使えます。
これから家を建てる人、あるいはリフォームを考えている人に向けて
ワークスペースのお役立ちアイデアをご紹介します。

INDEX

  • Web会議には「映え」も大切!
  • 使い道さまざま!ロフトの効用
  • 幅1.3m!コンパクトさが
    集中力をup
  • 階段下を快適スペースに
    変えるコツ

Web会議には「映え」も大切!

Web会議が多いので
ワークスペースは個室がいいな!
使い勝手も見た目もいい、
個室づくりのヒントはある?

背景に本棚が映るようにするなど
会議の時の「写り映え」も
意識してレイアウトを考えてみて!

オンライン会議が多いと便利なのが、個室タイプのワークスペース。
こちらはLDKの一角を夫婦の書斎としてつくったケースですが、いただきたいアイデアが満載です。

まずは室内窓をつけて採光・通風を確保し、閉めていてもガラス越しに家族の様子がうかがえること。
そして注目したいポイントが、室内窓側にデスクを、その対向に書棚を造作したレイアウト計画です。
室内窓に面したデスクにパソコンを置いてオンライン会議をする場合、ミーティング相手の目に映るのは背後の書棚。
逆にリビングは映らないので、わざわざ会議のたびにLDKを片付ける必要がありません。
画面の背景に映る書棚もディスプレイにこだわれば、知的でコージーな印象を与えられます。表紙のデザインが素敵な本があれば、背ではなく表紙が見えるように並べて写り映えを意識するのもいいですね。

もう一つ参考にしたいのが、個室に入り口に開き戸ではなく引き戸を用いていること。開き戸のように前後の開閉が必要ないので省スペースにもなります。

リライト(株)RealtorSolutions
(滋賀県草津市)

使い道さまざま! ロフトの効用

テレワークも
いつまで続くかわからないデスよね
いろいろなケースに対応できる
空間づくりのコツはありマスか?

高低差を利用して
ロフトをつくってみたら?
ワークスペースだけでなく、
収納や子ども部屋など自由自在さ

ニューノーマル時代と言えども、ほんとうにテレワークが定着するかわからないので、固定したワークスペースをつくるのにはためらいが……。
そのような場合は、ロフトのようにLDKと一線を画した場所に、フレキシブルに使えるスペースを設けておくとよいでしょう。

この実例はLDKの上部にロフトを設け、仕事をしながら家族の気配がうかがえるワークスペースをつくりました。空間的にもLDKとはつながりをもちつつ、高低差によりワンクッション置いた居場所となっています。リビング越しに庭が見下ろせるので、開放感は抜群。
もしも音の問題が気になるのなら、開け閉めできる引き戸をつけてもよいでしょう。

ロフトは空間の高さをムダなく利用できるので、子ども部屋や大人用の秘密基地、大型収納スペースとして使うことも可能です。
もしテレワーク期間が終わり、ワークスペースの出番が少なくなったとしても、さまざまな使い方ができます。

(株)浜松建設(長崎県諫早市)

幅1.3m!コンパクトさが集中力をup

LDKで仕事をすると家族がいる時は
集中しづらいのが難点!
コンパクトでも自分だけの
ワークスペースが欲しいデス

コンパクトなほうが
かえって集中を高められることも!
思いがけない場所に
ワークスペースをつくってみよう

こちらの実例は幅・約1.3m、広さにして1.9畳という、コンパクトなワークスペース。

場所は2階で、左手はパウダールーム、右手は家族のライブラリスペースとして使われている階段ホールに挟まれています。いわば、パウダールームへの動線上に配置されているわけですが、このワークスペースは正面および左右あわせて3面を壁に囲まれているため、しっかり集中できます。

またリビングは1階で、そちらにも水廻りスペースがあるため、このパウダールームにしょっちゅう家族が出入りすることはありません。
人の出入りが少ないスキマ的な場所に、ワークスペースを設けるというのも一つの手です。

(株)石橋工務店(長崎県諫早市)

階段下を快適スペースに変えるコツ

今からでも
ワークスペースをつくりたい!
ふだん使われていない場所を
利用するアイデアは?

階段下の有効利用に
チャレンジしてみよう!
ただし快適にする工夫は忘れずにね

新たにスペースが必要となった時、うまく使いたいのがデッドスペースとなりがちな階段下。
こちらの実例は2階に専用の書斎を設けており、リビング階段下は読書をしたりパソコンで作業をしたり昼寝ができる多目的コーナーとしてつくりましたが、ワークスペースをデザインする上で、参考にしたいアイデアがたくさんあります。

まずは階段を骨組みと踏み板だけのストリップ階段にして、階段下という圧迫感を感じがちな場所にも光を導き、開放感ある居場所としていること。
そして畳は階段から1段下げ、さらに袖壁を設けて、ほどよくこもれるスペースとしていること。壁は目隠し程度の高さにとどめているので、閉塞感はありません。

仕事メインで使うのなら、デスクの下の掘り下げて足を入れられるようにすると、長時間パソコンに向き合うことができますよ。
和の趣のあるワークスペースは自宅ならではのぜいたく。疲れたらごろりと横になれるのも魅力ですね。

櫻井建設(株)(岐阜県多治見市)

今年は新築およびリフォームが増加傾向にあり、ワークスペースの需要も高まっているとのこと。
ただしコロナ禍が落ち着いたら、従来の勤務形態に戻したいと考えている企業も一定数あるようです。
ニューノーマル時代の働き方がどのようになるか、答えが出るにはもうすこし時間がかかりそう。
今、家づくりを考えている方は、フレキシブルに使える余地を残した空間づくりを心がけるとよいかもしれませんね。

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