木の家の
暮らしごこち
上質、快適、
安らぎを求めて

優しいぬくもりに包まれ、心やすらぐ時間を過ごせる木の家。
木は触りごこちもよく、香りでリラックスできる上、
調湿効果や紫外線の抑制効果など、さまざまな魅力があります。
デザインも、おおらかな雰囲気からモダンなスタイルまで自由自在。
暮らしごこちのよい上質な木の家4選を紹介します。

INDEX

  • ノスタルジックな味わいのある
    木の家
  • スタイリッシュに洗練された木の家
  • 地場の木でつくった香りのよい
    木の家
  • おだやかな表情の落ち着ける木の家

ノスタルジックな味わいのある木の家

おおらかな土地で
のびのび暮らしを楽しむには
どんなスタイルの木の家が
いいデスか?

経年変化しても美しい
古民家風のレトロなデザインはどう?

木の家の魅力の一つに、経年により色味が変わりツヤを帯びるなど、味わいを増していくことが挙げられます。
変化の具合は樹種によってさまざまで、たとえば人気のオークは色味が濃くなり茶褐色に。チークは特有の色ムラが落ち着き、ウォールナットは黒味がかった色合いが赤茶系統になるなど、豊かな個性があります。

いずれにせよ無機質な素材と異なり、住まい手とともに育っていくのが木の家の良さ。
この実例は経年変化しても美しい古民家風なレトロなデザインにしたいという要望を受けて、通り土間や障子、風が抜ける縁側を取り入れた木の家をデザイン。新しいのに懐かしい、ほっとする雰囲気を味わえます。

床をはじめとして随所に杉を採用していますが、杉は比較的、経年変化の影響が早く表れやすい材で、美しい飴色を帯びていきます。
柱や梁(はり)などの構造材を隠さずに現しているので、家を支える仕組みが明解に見えるのも、気持ちがよいですね。

(株)ウッドデザイン (宮崎県宮崎市)

スタイリッシュに洗練された木の家

木の家に住みたいけれども
クールな雰囲気と木のぬくもりは
両立できる?

もちろん! 木の良さは活かしながら
スタイリッシュな空間も
デザインできるよ

木の家は樹種や架構の見せ方、デザイン次第で、あたたかみは備えながらシャープでモダンな雰囲気の空間もつくれます。
この実例は「コ」の字型をした平屋のコートハウス。
余分なものをそぎ落としたデザインが印象的で、外観は杉板を横方向に張ることで、水平のシャープなラインをいっそう強調しています。
道路に面した外壁には焼杉も使用。焼杉は文字通り杉の表面を焼いて炭化させたもので、耐候性があり、メンテナンスの手間もかからないため、古くから使われてきました。

またこの住まいでは地産地消にこだわり、内部は床の大半に県産の杉を使用。
杉はやわらかく足触りがよい反面、キズがつきやすい傾向もありますが、軽いキズなら凹んだ部分に濡れた布をあてて水分をふくませ、その上からアイロンをあてて水分を蒸発させれば、たいていは元に戻ります。

テラスは雨や紫外線による劣化対策として、耐水性の高いクスノキ科のイタウバを使用。油分を多く含むため表面がすべらかで、一般的にウッドデッキに使われる木材にくらべて、ささくれが少ないのも特徴です。

森工務店(滋賀県甲賀市)

地場の木でつくった香りのよい木の家

豊かな風土のなかから生まれたような
自然を満喫できる木の家に
住んでみたいデス

せっかくなら
その土地の気候風土に育まれた
地域の木をふんだんに使ってみよう!

日本の家づくりは昔から、木、土、石、植物など地元にある素材を活かしてきました。
下北半島に建つこちらの実例は、地場の良さを活かした健やかな住まいが欲しいと、青森ヒバをふんだんに使用したもの。

ヒバは水に強いのが特徴ですが、なんといっても香りがよく、ヒバに含まれるヒノキチオールという成分は抗菌効果やリラックス効果があり、精油としても人気です。
通常、木を床や壁に用いる時は、摩耗や紫外線から保護するためにオイルやワックスで塗装をしますが、こちらの住宅はヒバの豊かな香りを引き出すためあえて無塗装に。そのおかげで室内の空気も、ことのほか爽やかだそう。

そしてヒバは淡い黄味を帯びた白色をしているため、全面的に木を使っても重苦しい印象にならないのもポイント。
またここでは、ダイニングテーブルやキッチンカウンターなど鉄を用いたインダストリアルな家具を取り入れることで、木が中心のインテリア空間を引き締めているのも功を奏しています。

(有)松浦建設(青森県むつ市)

おだやかな表情の落ち着ける木の家

木の雰囲気は味わいたいけれども
存在感をほどほどにする
デザインのコツは?

手や足など肌が触れる場所を
中心に木を使うなど
部分的に取り入れてみるといいのさ

木の家には住みたいけれども、木の存在感を全面的に出したくないという場合は、構造材を隠した大壁づくりの家がおすすめ。
壁面に柱が現れないので、コンパクトな空間でも空間が軽やかに見えます。
こちらの実例は夫婦2人でゆったり過ごすため、あえてコンパクトなリビングを希望。ダイニング・キッチンも広すぎないながら、ホームパーティ用に長いダイニングテーブルを置いて大人数に対応できるスペースにしています。
ダイニング・キッチンの壁と天井には部分的にシナを使用。シナは肌理が細かく表情がおだやかで、クセのない雰囲気をつくれます。本来は淡い黄褐色ですが、ここでは塗装を施して落ち着きを演出しました。

また、床には赤味と黄味のバランスがよいオークを使用して、ニュートラルな空間に。
床などじかに肌が触れる部分に木を用いることで自然素材の長所は取り入れ、かつ壁や天井・キッチンなどに木を効果的に使うことで、全体的に木の存在感は控えめながら、ぬくもりある住まいとなりました。

LIXILリフォームショップ SHOEI/
正栄産業(株)(富山県富山市)

地元の工務店は木のエキスパート。
どのようなテイストの木の家を建てたいかじっくり相談してみましょう。
住み始めてからのメンテナンスについてもアドバイスがもらえます。
また多くの自治体では、木材の利用促進のため、木を使った家づくりに助成金や補助金を設定しています。
自治体のホームページもチェックしてみましょう。

ご紹介した工務店のもっと詳しい情報はこちら

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