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心地よい暮らしのアイデア
- ジメジメにさよなら！梅雨でもさわやかに
梅雨につきものの不快なジメジメや蒸し暑さ。
梅雨明けを迎えたら、そんな過ごしづらい日々も終わり！
……というわけにはいかず、実はその後もズルズルと雨は降り続くものなのです。
そんな過ごしづらい時期でも、心地よく暮らせる家づくりのアイデアをご紹介します。
梅雨特有の高い湿度やイヤな空気、
どうやったらスッキリさせられる？
むくの木や珪藻土・漆喰などの
調湿性の高い自然素材を使うといいデスよ
梅雨時は特にお風呂がジメジメしがち
清潔感をキープするアイデアは？
風・緑・光を取り入れて
見た目も空気も爽快にしましょう！
梅雨時は気圧が低く、自律神経が乱れて不調をおぼえがち。
ゆっくりお風呂に浸かって疲れをとりたいところですが、悩ましいのが浴室のカビやこもった湿気。
こんな時期だからこそ、水まわりはさわやかにしておきたいものです。
そのヒントとなるのが、風と緑と光。
この実例では洗面脱衣室にトップライトを設けて、光と緑を導きました。
トップライトは壁に窓を設けるより効率的に光を取り入れられるので、みずみずしい緑との相乗効果で、明るく清涼感ある空間になります。
続く浴室は白を基調として清潔感ある印象に。
見た目だけでなく、キレイを保つ工夫が施されたユニットバスを採用しています。
カビが発生しやすい浴室側のドアのパッキンをなくしたり、洗い場の床には、特殊な表面処理を施し、皮脂汚れがつきにくく、落としやすい床面にすることで、清潔感をキープしやすくなっています。
さらに浴室横にはインナーバルコニーを設けて、人目を気にすることなく開放感を味わいながらリラックス。
自然の風も通せるので、湿気がこもらず爽快な浴室で、ゆっくりと体をいたわることができます。
（株）アイケーホーム（東京都世田谷区）
さっぱりした空気を保てる
家のつくり方のアイデアを教えて！
高性能住宅工法や
計画換気システムなどを
うまく組み合わせると効果的デスよ
健やかな空気と安定した温熱環境をめざすなら、工法や計画換気システムといったハード面から考えてみましょう。
こちらのシャビーシックな住宅は、目には見えないつくりに工夫が凝らされています。
まず、高性能断熱パネルと高断熱サッシ・ドア、計画換気システムにより高気密・高断熱・高耐震構造をかなえた「スーパーウォール」工法を採用。
空気のよどみがないので、カビ・ダニの繁殖を抑える効果も期待できます。
スーパーウォール工法は、高い気密性と住まい全体の計画的な換気システムにより、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、空気のよどみが少なくなり、カビ・ダニの繁殖を抑える効果も期待できます。
この計画換気システムの「高効率・熱交換換気システム エコエア90」は、日本の夏の高温多湿のジメジメの元となる湿度も交換することで、除湿効果が期待できます。
計画換気システムを効果的に機能させるには、高気密・高断熱が大前提。
工法と計画換気システムの相乗効果で、健やかに梅雨や夏を過ごすことができる家となりました。
（株）ビーエムプランニング（埼玉県秩父市）
素材使いや間取りの工夫、家の工法や計画換気システム。
ウンザリしがちな梅雨をのりきる家づくりのアイデアはさまざまです。
好みのデザインや家での過ごし方とあわせて、
いつでも気持よくいられる住まいを実現してみましょう。
ご紹介した空間実例は、
「いい家ネット」加盟工務店のものです。
室内の湿度が高くて鬱陶しいけれども、窓を開けようにも外は雨が降っていて……と八方塞がり。
そのような場合は、室内の仕上げに調湿性能の高い自然素材を使うのがおすすめです。
たとえばむくの木には吸放湿性があり、湿度が高い時は室内の湿気を吸収し、逆に乾燥しがちなシーズンは湿気を放出して室内を快適に保つ性質があります。
断熱性もあるので、床に使うと夏場は足触りもさらりとして、冬はあたたかみを感じられます。
また漆喰（しっくい）や珪藻土（けいそうど）などの左官材も、壁や天井に厚く塗ると調湿性を発揮します。
珪藻土は植物性プランクトンが堆積した化石岩を原料とするもので、微細な孔が無数に空いているため、すぐれた調湿性のほか、消臭・吸音効果や、軽い汚れに対する自浄効果も期待できます。
一方、漆喰は強アルカリ性でカビ・ダニを抑制する抗菌効果も。
この実例では、壁・天井に珪藻土を、床にはむく材を使用。
緑に囲まれた豊かな環境にふさわしく、ありのままの自然を取り込んだナチュラルな住まいとなっています。
（株）加度商（広島県尾道市）