ガーデン・グリーン
緑と過ごす日々

庭先の植物の成長を見守るのは、何よりの贅沢。
新芽が青々と葉をしげらせ、揺れる葉陰に感じる季節のうつろい。
庭は、何気なくもかけがえのない豊かさをもたらしてくれます。
緑につつまれた、植物の営みとともにある住まいを紹介します。

INDEX

  • リビングと庭をおおらかにつなぐ
  • 積極的に北庭を楽しむ家づくり
  • ウッドデッキ+
    タイルテラスで庭を満喫
  • 室内も庭!
    インテリアグリーンの楽しみ

リビングと庭をおおらかにつなぐ

眺めるだけじゃなくて
庭と一体になった暮らしをしたいな
どうしたら実現できるの?

リビングと庭を
大きな窓でつなげましょう
内外をつなげるデッキも効果的デスね

この実例では、庭を建主の友人である造園家に依頼。
緑豊かな庭をぞんぶんに楽しみ、自然に寄り添うような暮らしを実現するために、
リビングには幅2.4mの掃き出し窓を設け、室内と庭をおおらかにつなげています。
建具を引き込むとフルオープンになり、庭の生き生きとした緑がリビングに飛び込んでくるよう。
ソファでリラックスしながら、大好きな庭にいるような感覚を味わえます。

またリビングの床とは段差をつくらずにウッドデッキを設けることで、
視線がさらに庭へといざなわれ、いっそうの広がりを感じられるように。

デッキの近くには樹々を植えることで、美しい木陰を味わうだけでなく、
夏の厳しい日差しを遮り、暑さをやわらげる効果も。
またデッキの上には庇を深く出して、心地よい窓辺にいるような雰囲気を演出しつつ、
直射日光を室内に届けない効果も狙っています。

(株)柴木材店(茨城県下妻市)

積極的に北庭を楽しむ家づくり

緑に囲まれて
友人たちと集えたら最高だね
ただ庭をつくれる部分が北側で……

実は北庭にはメリットも多いんデス
間取りの工夫もプラスして、
積極的に楽しみましょう!

アウトドアが好きで、自然のなかにいるような雰囲気の家にしたい。
そしてたくさんの友人たちが集える居心地のよい家にしたい。
この実例では敷地に対して建物を斜めに振って配置することで、
奥行きのある庭のスペースと、周辺の山並みや公園を活かした眺望を確保しました。

特徴的なのは、メインの庭が北側にあること。
通常庭は、日当たりのよい南に設けるのがセオリーですが、実は、北庭を推奨する建築家やガーデナーも多数います。

北庭にすると太陽に向かう植物の顔を常に見れて、おだやかな日差しで美しい緑を味わえます。
酷暑からも植物を守れるのも嬉しいところ。
ただ庭といっしょにリビングも北にすると暗くなりそう、と思われるかもしれません。
この家では屋根にしっかり勾配をつけることで、太陽を向いた樹々による反射光がしっかり入り、明るいリビング・ダイニングを実現。
庭木の影のうつろいも楽しめます。

庭と一体となったリビングは一部を土間とすることで、
ご近所住まいの友人が気軽に入って井戸端会議ができるように。
庭木をきっかけとして話が弾み、おのずと人が集う住まいになりました。

(有)モリタ(広島県福山市)

ウッドデッキ+タイルテラスで庭を満喫

ナチュラルなウッドデッキも、
スタイリッシュなタイルテラス、
どっちにすればいいか決められないんだ~

両方取り入れてみるのはどうデスか?
異なるメリットを活かして、
楽しみ方倍増!

休日は、庭の緑をごちそうにデイベッドで読書を楽しんだり、友人を招いてバーベキュー。
この実例ではリビングにはフルオープンの窓を設けて内外をつなげ、さらに約3.6m四方の広々したテラス空間を設けました。
そのテラスは、ウッドデッキとタイルテラスを併用。
それぞれのメリットの相乗効果で豊かなガーデン・ライフを満喫しています。

庭を楽しむためには植栽計画だけでなく、内外をつなげるデッキやテラスの存在も重要。
ウッドデッキは足触りが心地よく、季節のよい時はリビングから気軽に素足で出られます。
またこの住宅では、天井・床の仕上げを無垢の木にしており、デッキにも木を用いることで、さらに連続感が強調されます。

一方、タイルテラスは水に強く、木に比べてメンテナンスが楽。
防汚性があり掃除もしやすいので、バーベキューなど食事を戸外で楽しむのにもうってつけです。

(株)トピア(山口県山口市)

室内も庭!インテリアグリーンの楽しみ

庭もいいけど、インテリアでも
グリーンを楽しみたいんだ
室内を庭のようにできないかな?

いまは観葉植物の
バリエーションも豊富
ハンギングも利用して、
立体的に緑を楽しみましょう!

大好きな緑を家のなかでも楽しみたい。
今は観葉植物の種類も増え、エアプランツはもとより、モス(苔)系やオーストラリアで人気のドライな雰囲気の植物も注目を浴びています。
葉のかたち・大きさ、広がり具合、緑の色合いなど、異なる組み合わせを楽しんでみては?

観葉植物は熱帯・亜熱帯原産のものがほとんどで、
年間を通じて室内で育てるのに向いていますが、光と風は必要です。
この実例では、あらゆる場所にゆるやかに太陽の光を届けるべく、
吹き抜けも活用してさまざまな場所に窓を設けています。
また日差しがキツくなりすぎないように、窓には深い庇を取り付けるアイデアも。

植物も鉢植えだけでなく、スチールの手すりや梁をハンギングに活用。
下に向かって成長するハンギング向きのつる性植物は、吹き抜けの立体感をいっそう強調してくれます。
清潔感あふれる白を基調にしたインテリアも、緑が映えて効果的ですね。

(株)ユーロプランニング(大阪府茨木市)

緑は、癒しをもたらしてくれるだけでなく、
家づくりにうまく取り入れれば、エコロジカルな効果も期待できます。
植物のささいな変化に気づくようになると、
春・夏・秋だけでなく、一見寂しく思える冬も楽しくなるものです。
じっと寒さを耐えしのぎ、硬かった蕾が膨らみ、また新しい春を迎える。
そんなささやかな気づきがある生活こそ、
何よりも豊かなことではないでしょうか。

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