3階建てのビルを
リフォームして
インナーバルコニーの
ある住まいに

【U様邸】京都府京都市

家族構成:夫婦+子ども1人

構造:鉄骨

規模:3階建て

延床面積:248.57㎡

設計・施工:株式会社サンコウホーム

  • リフォーム
  • 吹き抜け
  • インナーバルコニー
  • ペット
  • 断熱性能

元は会社の事務所兼社員寮だった3階建てのビルを住居として全面リフォーム。吹き抜けやインナーバルコニーを介して、家族とペットが楽しく暮らせる、開放感のある間取りを目指しました。

鉄骨3階建てビルを改装

会社兼社員寮として使われていた3階建ての鉄骨ビルを購入し、全面リフォームした住まい。ビルの特性を生かした居住性、遊び心のある空間をコンセプトに、家族とペット、自然が心地よくつながる住まいを目指しました。1階の玄関ホールは、ペットと一緒に過ごしたり、仕事の打ち合わせスペースとして利用。ホールわきにはペットスペースを設け、犬やウサギ、フクロウ、モモンガなどの世話をしています。玄関ホールのFIX窓からは動物たちの様子をのぞけるようになっているなど、遊び心のある仕掛けが特徴です。

2階と3階はプライベートな居住空間で、約24畳の広々としたLDKが中心。ヴィンテージ家具でまとめた室内は、白×黒×木を基調にまとめ、梁や天井の配管をあえて見せることでインダストリアルなイメージを強調。リビング上の吹き抜けと、南側の窓から明るい光が差し込みます。

また、雨の日も気軽にBBQをしたり、チェアでくつろいだりできるインナーバルコニーを設け、外の空気を感じ、自然とつながれるよう工夫。南側の道路からの視線は、外壁にルーバーを取り付けることでプライバシーにも配慮しています。

もともと一緒にいる時間が長く、コロナ禍で暮らしが変わったことは特にないというご家族。以前よりペットと触れ合ったり、世話をしたりする時間が増え、動物たちとの暮らしを通じて家族それぞれが癒されたとか。1階のペットスペースには、リクガメやインコが新たに加わり、ご主人の飼育の腕もさらにレベルアップしたといいます。

タイル張りの玄関ホールは、靴のまま利用できる打合せスペースを配置。吊り階段から、やわらかな外光が差し込みます。奥の和室は、ゲストルームとして使うこともあるそう。

自粛期間中、家族がほとんどの時間を過ごしていたというリビング。家のどこにいても、吹き抜けを通してお互いの気配を感じることができます。断熱性能の高いセルロースファイバーを採用したことで、1年中快適な室内温度を実現しています。

外からの視線を気にせずくつろげるバルコニー。写真はリビングから直接出入りできる2階バルコニー。3階に直接行ける外部階段を設け、2方向から回れる動線を確保しています。

■吹き抜け

窓の配置は、外からの視線を遮り、かつ室内に光が届くよう綿密に計画。その結果、カーテンいらずの暮らしが実現しました。

■階段

階段は蹴込板を設けず、光を通すデザインに。南側の窓から階段越しに光が入り、やわらかく室内を照らします。

■スタディコーナー

娘さんは自室ではなく、リビングに隣接したスタディコーナーで勉強に集中していることが多いそう。

■インナーバルコニー3F

外出がままならなくても、室内着のまま外の空気を吸って気分転換できるインナーバルコニー。写真は、寝室から直接出入りできる3階バルコニー。「椅子でくつろぎながらリフレッシュする場所として重宝しています」とご主人。

■キッチン

奥行を広めにしたキッチンは、カウンターを兼ねるつくり。通路奥にあるパントリーには食品ストックを収納できます。家族の様子が視界に入るようにキッチンを配置。テレビを見ながら作業できるのもうれしい。

■外観

鉄骨造の無骨さを生かしたシャープな外観。金属サイディングと木材を張り分け、インダストリアルな印象にしました。バルコニーはルーバーで目隠ししてプライバシーに配慮しました。

写真:①施主撮影 以外 渡辺慎一

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