【ミナミマチノヒラヤ】北海道江別市
LIXILメンバーズコンテスト
新築部門・地域最優秀賞受賞作品
家族構成:夫婦
構造:在来軸組工法
規模:平屋建て
延床面積:80.33㎡
設計・施工:株式会社藤城建設
夫婦二人の暮らしにちょうどよい、シンプルで最小限の広さの平屋を建設されたお施主さま。立地のデメリットをプランで解消し、将来を見据えたストレスの無い生活動線もポイントに。デザインと性能がバランスよく備わった、コストパフォーマンスの高いお住まいです。
お施主さまは40代のご夫婦。お子さまが自立し、コンパクトな平屋での暮らしを望んでいました。いくつか住宅会社を調べる中、藤城建設のホームページでイメージに近い施工事例を見つけたのがきっかけで、土地探しも含め藤城建設に家づくりを託すことにしました。
建設地は北側道路に接し、日当たり面で不利な立地でした。そこで、北側に玄関や土間収納など採光を必要としない空間を、南側にLDKを配置するようプランニング。北から南に向かって徐々に天井が高くなる片流れの勾配とし、最も天井高があるリビング上部に大きなハイサイドライトを設け、南東方向からの日を最大限に取り込む工夫を施しています。
主寝室は玄関側に配置し、落ち着いた空間となるよう、天井高を一般的な住宅よりもあえて低めに設定。天井高を抑えた玄関から開放的なリビングに入り、再び天井高を抑えた寝室へ。全体で24坪の住まいながら、天井の高低差による効果で狭さを感じさせません。
また、浴室とトイレが隣接するユーティリティを広めに確保し、キッチン、寝室と一直線につながる動線に。将来の生活を見据えスムーズな動線に配慮しました。
今回、住宅ローンの関係で建築費用を1800万円以下に抑える必要がありましたが、複数の断熱材を組み合わせ、高性能樹脂窓の採用などでUA値0・28W/㎡Kという高い住宅性能を実現。採用する設備・部品は既製品中心とする一方、お施主さまこだわりの家具や照明などをアクセントとして取り入れ、価格以上の満足感を生む住まいとなりました。