もてなしの心に満ちた
ゲストハウス

建物と庭がナチュラルに調和。
室内のどこにいてもくつろげる。

[ゲストをもてなす木の家]長崎県南島原市

LIXILメンバーズコンテスト2014

新築部門・準大賞受賞作品

家族構成:夫婦+子供3人

構造:木造在来工法

規模:3階建て

延床面積:146.57㎡

設計・施工:株式会社 浜松建設

  • 新築

「ゲストをもてなす」というコンセプトのもと、どこからでも庭が見えて室内に居ながらにして開放感を味わえるように設計されました。島原半島の豊かな自然と調和し、もてなしの心が宿る木の家です。

室内のどこにいても緑の木々の景色が味わえる。開放感に満ちた暮らしに

本宅の近くに来客を迎え、パーティを楽しめる家が欲しい。そんな建て主の要望を受け、浜松建設が提案したのは、周囲の里山に分け入ったかのような豊かな植栽に囲まれた住まいでした。

細長い敷地形状をアプローチ、オープンなLD、中庭、プライベートルームと奥に進むほどプライバシーが守られるようにゾーニング。東西を貫く動線を軸にして、各ゾーンの視界と空間が切り替わっていくように設計されました。

前庭にはピザ窯をしつらえた離れの小屋を設置。屋外で食事を楽しむことも可能です。

玄関を抜けると、勾配天井のリビング・ダイニングがダイナミックに出迎えてくれます。天然漆喰と杉の無垢材の床で構成された室内は、自然素材ならではの柔らかな質感に包み込まれ、誰もがリラックスできる空間となっています。

窓の配置には特に気を使い、自然光の取り込み方、風の通し方の工夫が設計に反映されました。どこからでも周囲の緑が眺められるように配慮され、庭、リビング、ウッドデッキが一体となり、開放的な室内に。

2階はコンパクトな2つの個室。東側の個室には吹き抜けがあり、3階の小屋裏部屋へと続く柱が据えられました。まるで登り棒のようで遊び心が刺激されます。

3階は、開放的な1、2階とうって変わって天井の低い、小屋裏部屋と書斎に。書斎の窓からは、島原半島の象徴的な存在である雲仙普賢岳と向き合うことができます。

日中は自然光を生かし、夜は最小限の照明でくつろぐ。室内にいながらにして山の姿をのぞみ、有明海からの潮風を感じ、島原半島の雄大な自然に寄り添う暮らしの形がそこにはあります。

どこからでも庭が見え、どこにも行かず、この家にいるだけで食事も睡眠も入浴もすべてがゆっくりと満喫できるような家になりました。

豊かな植栽に囲まれた建物外観。前面道路からの視線も木々によってさりげなくカットされています。

2階の個室と3階の小屋裏部屋を貫く吹き抜けでは、表面を削って表情を付けた丸柱を据えました。

3階の小屋裏部屋は吹き抜けで2階の個室とつながっています。収納のスペースとしても利用できる場所です。

■リビング

1階のLDKはワンルームの大空間。内装の自然素材にほどよく光が当たり、柔らかな雰囲気になっています。

■ダイニング

ダイニングは中庭に向けてオープンに。上下の大開口で屋外の開放感をいっぱいに取り込んでいます。

■寝室

1階の奥に配置された寝室。掃き出し窓以外は、スリット窓にして、落ち着いて休める部屋にしています。

■書斎

3階の書斎の窓は、ちょうど雲仙普賢岳を切り取るように配置。山と向き合い、静かな時間を過ごすことができます。

■中庭

中庭にはウッドデッキを設置。室内の床とレベルを合わせ、内外の連続感を高めています。

■離れの小屋

前庭には、離れの小屋を建築。石窯を設置して、ピザパーティーを楽しむこともできるようにしました。非日常感を味わい、くつろぎを演出する仕掛けとなっています。

設計・施工

株式会社 浜松建設
長崎県諫早市森山町唐比北341-1

浜松建設の設立は1993年。製材・木材販売会社をルーツに持ち、木を生かした住まいを得意としています。

家づくりの基本におくのは森や自然。なるべく自然に近い形で生活できる環境を提案しています。国産材による木造にこだわるのは、自分の生まれた環境に近い場所の木でつくるため。住まい手とともに年をとる家。家族と寝転がって過ごせる居間。そんな帰りたい我が家を作るお手伝いを目指しています。

濵松和夫社長は「ただ建物をつくるだけでなく、そこに植栽も配して、家と敷地全体がその地の風景として違和感のないように仕上げたい」と考えています。窓の位置や、風が通る経路、リビングからの眺めや机の向こうに見える樹木の眺めなど、暮らしの中に緑が入ってくるように計画し、家と庭がひとつの住環境として提案されています。

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