冬の寒さから暮らしを守り
楽に生活できる

バリアフリー設計で
老後も楽しく住める家

[Ansin〜夫婦2人で老後も楽しく暮らせる家〜]青森県五所川原市

LIXILメンバーズコンテスト2012

新築部門・エコロジー賞受賞作品

家族構成:1人

構造:SW工法

規模:地上2階建て

延床面積:139.31㎡

施工・設計:有限会社三浦建設

  • 新築

普段はのんびり暮らせるけれども休みになれば子どもや孫、友人が遊びに来て賑やかに。そんな老後の生活を快適にする高気密高断熱のパッシブデザインとバリアフリーの工夫が取り込まれました。

フラットに広がる住空間。明るさ、温もりが心地よく、くつろげる室内に

断熱・気密・省エネの技術に自信を持つ三浦建設が手掛けたM邸は、SW工法を採用し、各種の省エネ機器・建材を巧みに取り込むことで長期優良住宅の認定を取得した住宅です。子どもが成人し、独立したあとのシルバー世代の住まい手のための間取りプランが提案されました。

2階は8畳の洋室と4畳半の小屋裏収納のみ。LDKや水回り、寝室といった主要な生活空間は1階にまとめられ、ほぼ平屋に近い間取りに。住まい手のMさんも、「普段はひとりで暮らしているので、1階だけで生活できるのは楽でいいですね」と話します。

玄関の段差はフラットに。広めの土間には腰掛けられるベンチも設けられ、靴の脱ぎ履きの負担を軽減しています。また洗面台が玄関ホールに設置されているので、帰宅後すぐに手洗い、うがいをすることができます。

家事の負担を軽減するため、キッチンから洗面室、浴室への動線は一直線に。洗面室は広めに確保しているので、雪の降りしきる冬場の物干しスペースとしても使えます。また、キッチンのすぐ横にはダイニングを配置。食事の支度から配膳、後片付けまでを最短距離でこなすことができます。

1階の居室は引き戸で仕切られており、開けると全体がひとつの広い空間に。よく遊びに来るお孫さんも「段差も間仕切りもないので、喜んで走り回っています」とMさんは目を細めます。普段はLDKを中心にコンパクトに生活できますが、多目的な和室、広いウッドデッキも取り込んだ空間は、友人や親族を招いても十分にくつろげる余裕があります。

また、寝室から浴室やトイレとの距離が近いため、夜の就寝時にも安全に行き来することができます。スラブ式のヒートポンプ温水床暖房を採用して、室内の温度が均一なので、冬場の入浴やトイレなどもヒートショックによる負担が大幅に軽減されています。

躯体はSW工法で建築し、太陽光発電システムを搭載。大きな開口部のあるリビング前の軒の出によって、夏の直射日光を遮りつつ、冬場の日差しを取り込むことを実現しました。通風・日射計画のシミュレーションも綿密に実施し、開口部の配置や寸法なども、確かな裏付けを持って計画されています。

省エネ性能の高い躯体の中に、住まい手の使い勝手を配慮した収納・動線計画が盛り込まれ、温熱環境も整えられることで、快適性の向上が図られた住宅となりました。

平屋のイメージのフォルムを落ち着いたカラーリングでまとめ、安定感ある外観に。屋根には太陽光発電パネルを搭載し、庭には照り返しによる熱の発生を抑えるため、芝生を植えてあります。

土間からフラットに連続して出入りのしやすい玄関ホールに。玄関戸にはLIXILの「エルムーブ」を採用。袖のガラス面から採光しています。ホールには洗面台も設けており、帰宅後すぐに手洗い、うがいができます。

16畳のリビングも和室とひと続きになり、広々と。屋根勾配を表した天井と梁は、サワラの羽目板で化粧を施して、温もりを演出。

■風除室

玄関前にはLIXILの風除室「ツインガード」を設置。雪深く、冬の寒さが厳しい敷地条件では必要な設備です。「開閉が楽です」とM様も喜んでいます。

■LDK

1階のLDKはひとつながりの空間としてプランされました。吹き抜けを通じて2階の洋室とも連続。自然の風による換気が効率よく機能するように計画しています。

■キッチン・ダイニング

一体の空間となったキッチンとダイニング。床は清潔感のあるタイルに。白を基調にした内装と壁面におさめた収納によってスッキリとした仕上がりになりました。

■寝室

コンパクトにまとめられた寝室。ダークブラウンの床材を張り、一部の壁にも濃い色のクロスを用いることで、落ち着いた雰囲気に仕上げることができました。

■和室

リビングと和室は引き戸を開閉することで、間仕切ることができます。和室は来客をもてなす場になったり、お孫さんの遊び場になったり、多目的に利用されています。

■小屋裏空間

2階はOSB合板を張って、小屋裏の雰囲気の洋室に。高断熱仕様のため、家の空間のすみずみまで居室として使用することができます。

設計・施工

有限会社三浦建設
青森県北津軽郡鶴田町字中泉226-10

三浦建設が本拠とする青森県北津軽郡鶴田町は、「奥津軽」とも呼ばれるエリア。積雪量が多く冬には厳しい寒さに見舞われます。三浦初裕専務は、「この地域で家づくりに取り組むうえでは、まず寒さと雪の対策が不可欠。そして暖房に対するランニングコストの負担軽減も大事な要素です。寒さとコストをクリアする方法として、SW工法による次世代省エネ住宅のプランを提案しています」と語ります。

住宅の基本性能が高いのはもちろんのこと、地元に密着したビルダーならではの密なコミュニケーション、丁寧なアフターフォローも魅力。多くのOB顧客から高い評価を受けています。

また木材、木造住宅へのこだわりも強く、構造材に使用する木、フロアに使用する木、収納部に使用する木などを、しっかり使い分けて、プランニング。見た目に美しいだけでなく、長く愛着を持って住み続けられる住宅を供給しています。

掲載:2013年11月

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