ロフトと一体になった
LDKで家族の団らんを。

厳しい冬も快適な
高断熱の家

[ロフトに集まる家]福井県南条郡

第21回TH大賞(新築部門)

エコロジー賞受賞作品

家族構成:夫婦+子供2人

構造:木造SW工法

規模:2階建て

延床面積:140.27㎡

1階:82.71㎡

2階:57.56㎡

設計・施工:株式会社みつぐはうす工房

  • 新築

冬は雪に覆われる福井県南越前町。スーパーウォール工法による高断熱仕様で快適な住空間に。室内ではLDKから上がれるロフトを確保して家族の遊び場を用意しました。

向き合うロフトとキッチン。オープンな空間の中で
家族の一体感を満喫できます

「ロフトに集まる家」の施主であるHさん夫妻は、内覧会でみつぐはうす工房の手掛けた住空間を体験し、依頼を決めたと言います。

「すっきりとしたデザインの中にも温かみがあって、家族みんなで楽しく暮らせそうな雰囲気がよかったですね」と奥様。同社の貢繁幸社長には「仕事が忙しい夫が家で過ごせる時間を大切にしたい」という要望を伝えました。

そこで生まれたのが、リビングからロフトへ階段でつながるプランです。「家族がくつろぐ場所はどこか。まずそこから考えました」と貢社長。通常であれば、リビングやダイニングなどが団らんの場となりますが、きれい好きな奥様に配慮して、通常の生活空間とは別の場としてロフトを用意することになりました。

ここであれば子どもたちがおもちゃを出して遊んでも、家事の妨げにはなりません。LDKは奥様が常に整理整頓。不意の来客があっても慌てることもなくなりました。「ストレスがひとつ減りました」と奥様はにっこり。

ロフトはキッチンと向かい合っているので、食事の支度をしながらでも子どもたちやご主人の様子もよくわかります。テレビゲームやDVD鑑賞などもこの空間で楽しんでいるとか。小屋裏のようなこじんまりとした雰囲気が落ち着くのだそうです。

室内の快適性を確保するため、断熱・気密性などの住宅の基本性能は長期優良住宅の仕様を採用。貢社長は、日射・採光の状況や夏の通風状況についてもシミュレーションを行い、光熱費などのランニングコストについても試算を実施しています。

いつもきれいなLDKには、日差しの温もりとにぎやかな気配が漂います。子どもたちはロフトで遊び、大人は掘りごたつ式のリビングでゆったりと。

綿密に計算された高気密・高断熱の住まいは、構造や内装に使われた地場材の暖かな質感に守られながら、家族がともに暮らす楽しさを提供しています。

メンテナンスの負担を軽減するガルバリウム鋼板で仕上げられた外観。シャープなアウトラインでモダンスタイルのデザインに。

対面式のキッチンにはカウンターも設けられました。家族の朝食などの際に利用されています。

キッチンからは視界が広く確保されました。調理をしながらでもリビングの上のロフトの様子がよくわかります。

■玄関

外壁面から玄関をセットバックさせることで、冬場の積雪にさらされるのを避けた玄関。

■LDK

ワンルームとなったLDK。キッチンとリビング、その上のロフトがひと続きとなって家族の一体感を演出。

■サンルーム

洗濯好きの奥様のためにサンルームは5畳大の広さを確保。キッチンのすぐ横にあり、家事を効率よくすませることができます。

■和室

1階の東側に設けられた和室。シンプルモダンのスタイルながら床の間も用意されています。

■ロフト

小屋裏空間のような落ち着きのあるロフト。造り付けのカウンターの上にはテレビやノートパソコン、ゲーム機器などが置かれて、家族の遊び場に。

■トイレ

トイレの壁には1階(左の写真)と2階(右の写真)とで色違いのクロスを貼り分け、カラーリングを楽しんでいます。

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