デザインテーマは
光と影。
細部までこだわった
古民家風住宅

[終の住処(ついのすみか)]

第15回TH大賞

大規模住宅部門 優秀賞 受賞作品

家族構成:夫婦+子供2人+祖父母

工法構造:木造軸組工法1階建て

1階面積:180.63㎡(54.73坪)

設計・施工:株式会社シンカ

  • 新築

低く抑えられたシャープな屋根のラインが、全体のデザインを落ち着かせている。平屋の和風住宅ならではの軒の美しさ、回廊建物に囲まれた空間が心地よい。門から玄関までのアプローチには、造園業を営むお施主様のこだわりが随所に見られる。

中庭を囲む「縁の間」を中核に、各室をつないだ古民家風平屋の住まい

「懐かしい日本の癒しに包まれて暮らしたい」
「家族がどこからでも自由に出入りでき、プライバシーも適度に保ちたい」
「家族が自然に集う居間を中心に、動線やスペースに無駄がないこと」
という、お施主様の要望をかなえたのが「終の住処(ついのすみか)」です。

その間取りのポイントとなったのが「縁の間」。中庭を囲むように設けた「縁の間」が中核となって、各室をつなぐ役割を果たしています。個室は適度にプライバシーを確保しつつ、どこからでもリビングに集まれるというプランで、そのため「縁の間」は回廊にしてあります。

デザインテーマは「光と影」。日が昇ってから沈むまでの移り変わりの中で、開口部の位置、格子を使う、アンティーク調の「霞硝子」や「ステンド硝子材」を使用するなど、光と影を演出するためのきめ細かな配慮がなされています。

そして、お施主様の奥様のたっての希望による古民家風の住まいですが、素材はすべて新材。建具も工務店が設計、オリジナルで製作したものです。

「終の住処」は、お施主様のこだわりと設計・施工を担当した工務店様のこだわりが見事にコラボレーションされた建物。格子から差し込む太陽の光が土間、リビングに模様を描き出し、時間の流れが遅く感じる、そんな情緒にあふれる住まいです。

グリーンショップ・造園業を営むお施主様ならではのこだわりの庭。コケは山から採ってきたもの、石は樹木の化石「珪化木」

格子戸、網戸ともにシンカのデザインによるオリジナル。

■玄関

意匠を凝らした玄関。ステンド硝子を入れた玄関引き戸でおしゃれでレトロな感じを演出。

■客間

客間。天井を格子にしてあるため、小屋裏のライトをつけると、光の模様が描き出される。

■縁の間・土間

中庭を囲んで回廊になっている縁と土間。

■縁の間・土間

お施主様こだわりの縁の板材はパドックをいう桜系の輸入材。まさ土を用いた土間は「汚れたら洗えるから良い」とお施主様。

■居間・食堂

(左)食堂から居間、和室を見る。
(中)食堂上部には梁をあらわしにした古民家らしい小屋裏空間が広がる。
(右)居間。小窓や格子から差し込む太陽の光が模様を描き出し、和の情緒あふれる空間に。

設計・施工

株式会社シンカ
愛知県高浜市湯山町2-3-8

平成10年の創業以来、モダン住宅から古民家風の住宅まで、デザイン性の高い家づくりを続けているのが、愛知県高浜市の株式会社シンカです。シンカのこだわりはデザインだけでなく、お客様との付き合い方=家づくりの進め方にも見られます。

シンカでは、一人のお客様に対して、出会いからプランニング、設計士への指示、現場、アフター管理までを、一貫して一人のプランナーが担当します。まず、プランニングの段階で提案を繰り返し、お客様のニーズを掘り起こしたプランを描きます。そして計画時はもちろん、施工にもしっかり時間をかけ、プランナーが最後まで関わり、完成度を上げていく──それが創業から続くシンカの家づくりです。

お客様が希望した色でも、デザイン的におかしい場合は『ダメ』と言う。そう言えるのも、最初からやりとりしていたプランナーだからこそ、それが結果的にお客様の満足度につながると信念を持っています。

「お客様の満足度を高めるには、エンドレスとまでは行きませんが、プランナーがずっと対応していくことです。営業だけやって現場が始まればバトンタッチでは、お客様に失礼です」と野々山社長。

デザイン性の高い家づくりと、一人のプランナーが一組のお客様に「熱く」関わる、そんな家づくりでファンを増やしつづけているシンカです。

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