[N邸]─アトリエ併設の住宅 青森県青森市
第7回TH大賞
TH大賞受賞作品
家族構成:夫婦+子供2人
構造:木造 在来軸組工法+外断熱工法
規模:地上2階建て
建築面積:84.13㎡
延床面積:153.35㎡
設計・施工:森内建設株式会社
自然の色が映えるようにと、外壁はガルバニウム鋼板に。外見はシャープだが、外張断熱工法の採用で、室内は快適な空間だ。
N邸は画家であるご主人のアトリエを併設した住宅。リビング棟とアトリエ棟がV字型に配置されているのが特長です。
この配置はアトリエを北側採光ににしたうえで、アトリエとプライベート空間を分けるという考え方から、自然にできてきたもの。
V字の一方の棟を丘の上に突き出した=オーバーハングのデザインは、建物に動きを演出するための工夫です。さらに一窓だけ傾けたのも、「曲げることによって、建物を動かす」ことを狙ってのこと。整ったデザインの一部に意図的な変化を持たせる「はずし」のデザインです。
間取りは、1階が居間・台所などの生活空間とアトリエ。プライベートと仕事の空間をはっきりと分けています。2階はプライベート空間。子供室と夫婦の寝室を別棟に配することで、プライバシーを確保しています。
「歩く」をテーマとした画家のお施主様の家。シンプルな直方体の「箱」がV字型に組み合わされている。
北側採光となるアトリエ。
室内側から見たV字部分。右がプライベート空間、左側がアトリエ。