地元工務店の魅力のひとつは、その地の風土や環境を熟知していること。
地震の多さをはじめ、湿度の高さや豪雪、火山灰など
自然環境への対応に長けています。
さらに、同じ土地に暮らしているからこその「提案」も期待できます。
たとえば、かつては水源地帯だったため地盤を補強するべき。
そうした土地の特性をわかった上で、
長く住みやすい家づくりに取り組んでくれるのです。
このお施主様が選んだ工務店は、
水害に備えた高さに家全体を設計するプランをご提案しました。
東側には書斎などを設けた地階を、川が面する西側には高い石垣の上にオープンな
LDKを配置。
さらに、その外側にはウッドデッキを設置し、
夏場は川からの風を楽しみながら夕涼みできる空間に。
土地の特性を知っているからこその提案を形にしたのです。
地元工務店の強みの一つは、そこに暮らす人しか知り得ない情報を知っていることです。
たとえば、今では想像もつかないような場所が、かつては小さな川だった。
そうした情報を知っている地元工務店なら、「その地に家を建てたい」とお施主様に相談されれば、自ずと地盤の補強を提案できます。
そうした知恵の一つひとつが、長く快適に住める家づくりには欠かせない視点なのです。
豪雪や零下の気温、あるいは山から流れてくる強風を考えると、
大きな開口部をプランに組み込むのは一般的ではありません。
しかし、ある工務店は工法の工夫で、お施主様の希望を満たしたのです。
断熱性の高いスーパーウォール工法※のパネルと集成材で構造を形作り、
室内に柱の無いオープンな空間とともに、山あいを望める大きな開口部を実現。
その他の居室は開口部を抑えることで、雪や寒気から室内を守れるのです。
※ スーパーウォール工法とは、木造軸組工法をベースに高性能スーパーウォールパネルをプラスした高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。詳しくはこちら。
