住まいのカタチが変化しても私たちの想いは変わらない。

シンプルモダンを意識した住まいが都市部だけでなく、広く一般的になっています。しかし外観や内観のカタチを変えても「お施主さまの家に対する想い」は変わったわけではありません。

家族と集い、会話しやすく、かつプライバシーも大切にする。安全性や耐久性、そしてずっと健康的でありたい・・・。

だから、住まいの姿・カタチは時代と共に変わろうともお施主さまの要望に対し、真摯に応えていく私たちの住まいづくりの姿勢や想いも変わらないのです。

さあ、私たちの想いが込められた作品の数々をあなたの家づくりにお役立てください。

TH大賞とは…
「良い住まいづくり」という共通の目的で結ばれた全国の優良工務店様とトステムハウジング研究所で結成された「TH友の会」が主催する住宅コンテストです。15回目を迎えた今回は491点の応募作品が寄せられました。




 
[審査委員長]
東 孝光氏

(建築家・千葉工業大学教授・大阪大学名誉教授)
[審査委員]
木下 庸子氏

(建築家・設計組織ADH代表)
[審査委員]
清水 文夫氏

(建築家・清水アーキテクツ代表)


時代の流れの中で、シンプルモダンの住まい方が一般的に。

マスメディアにおいて、住まいに関わるテーマが取り上げられる機会が増えています。その影響もあるのか、住宅に対する住まい手の希望を反映させていると思われる、シンプルでモダンなデザインの作品が、多く目に付きました。シンプルでモダンであるということが時代の流れのように見受けられます。

設計・施工者側に見られた特質は、家族構成の変化や新しい生活スタイルの出現に伴い、設計=ソフト面で、どのように応えたらよいか、という試行錯誤が感じられます。例えばバリアフリーの問題。手すりをつけて段差をなくすという画一的なバリアフリーではなく、「高齢者のみで住む住まいなのか、高齢者とともに住む住まいなのか」といったように、もっとバリアフリーの様々なあり方を考慮に入れて、それを設計に反映させようという傾向が感じられました。

また、IT化の時代を反映して、ホームオフィス、つまり仕事場を持つ住宅へのニーズが出てきており、応募作品の中にもいくつか見られました。仕事場が家に入ってくるとなると、生活と仕事場のやわらかい分け方が、今後の設計のひとつの課題になってくるのではないかと思います。


日本ならでの「和」と「シンプルモダン」の巧みな融合

今までは、重たい和の住宅が多かったのですが、全体的にシンプルで軽快なモダン住宅が増え、洋風なシンプルモダンだけではなく、オープンな透明性の高い「和の住宅」がたくさん見られました。和ではあるが、従来とは異なる非常にモダンで繊細な和であり、和風住宅はそちらの方向にかなり向いているという気がします。

ただ、ひとつ気になった点は、インテリアは、非常にきれいなモダン的な和を実現しているのだけれど、外観がまだ、それに追いついていない作品も見られました。また、モダンが台頭する一方で、昔の住み方、昔のよさの記憶が住み手の中にずっと残っていて、それを再生する作品も見られました。

モダンというのは、常に発展し続けなければならない仕組みであり、時に住みづらい雰囲気を醸し出すこともあります。「モダン」の一方で、「再生する」という違う路線が出てきて大きなテーマになってきているのも今回目に付いたことだと思います。


 



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