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やすらぎと
楽しさへと導く階段
落ち着いた住宅街の表通りから10mほど奥まった位置にある渡部絵美さんのお宅。外観のアクセントにもなっている円筒構造の内側は、たぶん吹き抜けのサンルーム…と想像しながら玄関を入ると、意外や、それは階段室でした。
「住まいは2階です、どうぞ」という絵美さんに従って階段を上がると、一段ごとにスリット窓越しの空がグングン近づいてきます。そして階段の先には、陽光溢れる広々としたリビングが…。
「ね、とても気持ちいいでしょ。帰宅してこの階段を上がってくると、ホッとするんですよ」と、あの絵美スマイルでニッコリ。
以前の家が手狭になり、息子さんの中学進学を機に4年前にこの家を新築した絵美さん。「家は、住んでみないと分からないことが多いですね。建築家の提案だけに頼らず、自分の生活経験が大切ね」と、家造りにも女性らしい確かな視点をお持ちです。
海外生活経験が豊富な絵美さんに、日本の住環境について聞いてみると「住宅の狭さは日本の特殊事情。欧米では広さ・大きさを重視しますが、日本では床暖房とかキッチンやバス・トイレを高機能化したり、快適さを重視する。私は日本の考え方が好きですね」
インテリアは「個性的になりすぎず、温もり感のある木や布の家具とベージュやグリーンなどの穏やかな色調で」まとめられています。というのも、仕事ではTVスタジオ等の人工的なセットや強い照明に囲まれることが多いので、プライベートな空間は、できるだけ自然でシンプルにして、心も体もくつろぎたいからだそう。
初めて訪れたのにずっと前から知っているような、絵美さん宅の心地よさの謎が解けました。
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