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マザーズキルトはもともと、KAKI工房で夫たちが作る家具に似合うキルトを作りたい、
という思いから生まれました。
粟巣野のアトリエで開かれるキルト教室は、ビルの一室の文化教室とはスケールや時間の
感覚が少し違います。
「わたしたちが作るのは飾るキルトや売るキルトでなく、生活の中で使う実用キルト。だ
から、生徒さんたちには生活空間も暮らし方も全部見てもらっているんです。ベッドルー ムまで見せちゃってますからね」
そして、マザーズキルトのもう一つの特徴は、ゆっくりと大きなものを作るということ。
「急いで作らないんですよ、この教室では。生地に垂直に針を刺すアップ・ダウンという
やり方で、ひと針ひと針。この差し方は時間はかかりますが、でき上がったキルトの中の 芯がずれないので、毎日使って洗濯を繰り返しても丈夫なんです」
月に一度、配色やキルティングのコツを教わりながら、生徒さんたちはベッドカバーやベ
ビーキルトのような大作を、1年、ときには数年かけて作っています。 |