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ティー・ウィズ・ミルク
ショートブレッドととてもよく合います。 |
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お客様をディナーに招待しようと思っても、
献立やセッティングは容易ではありません。 ティーパーティーなら、あなたの手作りの食べ物や、 自らおたてした紅茶が、おもてなしの心を充分に伝えてくれます。 |
| イギリスでは、「ディナーはレストランで、ティーは自宅で」と言います。食事は親しくなくても共にすることがありますが、紅茶は本当に招きたい人、親密な知人でないと自宅には呼ばないという意味です。たかが紅茶ですが、なかなか深い思い入れがあります。 |

4〜5人の小人数の場合は、着席したまま進めるテーブルセッティングをし、
それ以上の場合は、取り皿やティーフードを1つのテーブルにセットし、 自由に取れるようにビュッフェスタイルにする方が便利です。
テーブルセッティングの場合は、お客様の右側にケーキ用ナイフ、フォーク、ティーカップを置き、 取り皿を中央にティーナプキンを用意します。ティーフードは一度に出さず、順次お出ししてもよいでしょう。
紅茶は最初ティーカップを自分の前に集め、1杯目はたててお客様に渡します。 その後はお客様の飲む進み具合によって注ぎましょう。
ビュッフェスタイルの場合は、お客様が部屋の中で動く動線をよく考え、スムーズな動きができる配置を決めます。 フードを置くテーブル、紅茶を入れる場所などです。その場合、ティーフードに照明を当てたり、また日射しの入り具合に注意して、
料理が明るく見えるようにします。 またお客様が乗せたティーフードの皿やカップが置けるサイドテーブルもいくつか用意しておきます。 |
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ナッツ・ミルクティー
1人分(350cc)で、まず140ccの水を鍋に入れ、スリランカの茶葉をスプーンで2杯入れ、直火にかけます。
葉が開いたら牛乳を210cc入れて、一緒に煮込みます。 でき上がったらカップに注ぎホイップクリームを浮かべ、上からナッツスライスをます。
とても香ばしいミルクティーの出来上がりです。 |
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イギリス伝統のティーパーティーで用意する食べ物を、ティーフードといいます。塩味なもの、焼菓子、そしてスイートの3種類が定番です。塩味なものはフィンガー・サンドイッチと呼ぶ、薄切りの一口大の大きさに作ったものです。代表的なものは、キュウリやズッキーニをはさんだキューカンバー、そしてスモークドサーモン、チェダーチーズのサンドイッチです。
焼菓子はスコンが代表で、これは焼きたてか、温めたスコンにクローテッド・クリームとジャムを乗せて食べます。 そして、最後にケーキやタルトなどのスイートを出します。
好きなだけ食べてかまいませんが、食べる順序が大切です。必ず塩味なものから焼菓子、そして最後にスイートへと移ります。 |

パーティーでメインになる紅茶は、英国伝統のティー・ウィズ・ミルクです。茶葉はフードに合わせ、ダージリンやアッサムを多くブレンドしたもの、スリランカのウバ、中国のキーマンなど、ミルクと相性のよいものを選びます。
まずティーポットに茶葉をスプーンで4杯入れ、沸かし立ての熱湯を1リットル注ぎます。この時、汲み立ての新鮮な水を沸かすことが大切で、酸素をよく含んだ水だと茶葉が開きやすく、紅茶の味、香り、色が充分に抽出されます。通常のティーポットは3人用なので約1リットルの紅茶が入り、7カップ分の紅茶を注ぐことができます。
重要なのは牛乳の質です。これは低温殺菌(63〜65℃30分殺菌)で、クリームライン※のできるノンホモジナイズド(不均質)を使います。この牛乳は異臭がなく、さっぱりとした食感を作り出し、ケーキやスコン、チーズなどの脂肪をすっきり流すのです。牛乳は常温で使うため、カップを充分に温めておき、紅茶もカップに九分目まで注ぎます。こうすることによって、ぬるい感がなく熱いミルクティーが飲めます。牛乳を先に入れるか後から入れるかは、個人の自由です。味や香りにあまり違いはありません。
心のこもった1杯の紅茶で、大勢の人を楽しませるティーパーティー。この魅力を、あなたもぜひ確かめてみてください。 |
※クリームライン 乳脂肪が分離して、浮き上がってくる層のこと。
写真= 黒部 徹 AD= 縄田智子(L'espase) スタイリング= 卜部類子(TABLE GALLERY lnc.)
『紅茶・おいしさ発見』(磯淵猛・著/雄鶏社)より |
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ノンホモジナイズドミルクの場合、軽く振るか、別の容器に移し替えると、均一に。クリームラインが少なくなっている時は、クリームを少し入れてもおいしくなります。 |
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新鮮な水を沸かしたてで使います。ポットの茶葉めがけて勢いよく注いでください。1人前の湯量は350cc。 |
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ミルクを先に入れる場合
まずミルクを20〜30cc入れ、後から紅茶をカップ九分目まで注ぎます。 これを「ミルクインファースト」といいます。 |
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紅茶を先に入れる場合
まず紅茶をカップに注いでおき、後から常温のミルクを20〜30cc入れます。 これを「ミルクインアフター」といいます。 |
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磯淵 猛 Takeshi Isobuchi
紅茶専門店ディンブラの開業に伴い紅茶の輸入を手がけ、紅茶の特徴を生かしたオリジナルメニューを開発。ホテル、レストランなどを中心に紅茶に関する技術指導、演出法、紅茶と食物のコーディネートを中心としたプロセミナーを開催。一般向けにも紅茶教室、セミナーを開催中。NHKをはじめテレビ・ラジオ出演多数。紅茶研究家・紅茶エッセイストとしても活躍。
主な著書は『紅茶 おいしくなる話』(集英社文庫)など。
http://www.tvz.com/tea/ |
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