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近頃ブームの「癒し」は、
住宅インテリアでも重要視されているキーワード。今回は、心をなごませるインテリアの配色についてのアドバイスです。 |

住宅インテリアには、安らぎやくつろぎを感じさせる濁色が多く使われています。濁色とは、ブラウン、ベージュ、モスグリーン、グレーなどの濁り味のある色。
なかでも、土、砂などの大地の色、植物の緑や木肌の色、海や川の水の色、 豊かな実りの色などはナチュラルカラーと呼ばれ、癒しの効果をもたらします。
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癒しのナチュラルカラー
土の色、木肌の色、植物の緑色など、ベージュ〜ブラウン系、グリーン系が中心。 |
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ブラウン系の代表である木の色は、フローリングや建具、ドアなどの内装材で多用されています。安らかなグリーン系は、観葉植物やガーデニングでお馴染みですね。
また、カーテンやソファの張地、ベッドカバーなど、ファブリックスに使うのもよいでしょう。 肌触りがよさそうなソフトな色は、心も身体もやさしく包み込んでくれそうですね。
ベージュなら、柔らかいピンク系、クールなサンドベージュ、白っぽい明るめのアイボリーベージュまでバリエーション豊か。グリーンも、葉っぱを連想させる黄緑系から、さわやかなミントのような青緑系まで、色相に幅があります。
好みで使い分けてください。オレンジ、イエロー、ライムグリーンなどのフルーツを連想させる色も、 アクセント的に使えばリフレッシュ効果が高くなります。
避けた方がよいのは、赤、青、黒などを、壁や床に多用すること。飲食店、クラブ、ゲームセンターなどと違い、住宅にこのような刺激的な色は不向きです。
また、真っ白でシンプルな部屋は、清潔感があるものの、緊張感を伴います。 コンクリート打ち放しのグレーの部屋は、色、質感ともにクールでかっこいい印象ですが、なごめません。
要するに、癒しの色は人をホッとさせてくれる色であることが大切で、緊張感や刺激を与えるような色は、不向きというわけです。 |
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| 同じ部屋でも、カラーコーディネートによって印象がこんなに変わります。
上は、ブルーからパープル系に至る色を使い、夏向けの涼しげな配色。下は、イエロー系統と黒を対比させた暖みのある配色です。
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| 写真提供:ファブリックワークス |
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現在のインテリアの基調色は、白っぽい壁と茶系のフローリングが、一般的。建具、ドアを含めて、ナチュラルカラーの同系色でベースができあがっています。
従って、インテリアのイメージを決めるのは、カーテンと家具だといえます。 これらに好みの色を上手に使えば、自分らしいインテリアができあがるというわけです。
ここで大切なポイントは、空間全体で色数は3系統以内に絞り込むということ。 たとえば、内装材にナチュラルカラーのベージュ・ブラウン系が使われている場合は、
他をブルー系とイエロー系だけにして、全体で色を3系統以内でおさえます。 まったく同じ色でなくても、淡い水色、きれいなブルー、紺というように濃淡をつければ、
色数は多くなるものの、1系統なので単調にはなりません。
小物・雑貨は、多少派手な色でアクセントを出してもよいのですが、色系統を増やさないという原則は同じです。 そこで、別のアイテムに同じ色の系統を繰り返し使う「カラーリンケージ」というテクニックを使いましょう。
たとえば下の写真(1)のように、ファブリックスがイエロー系とブルーグリーンの場合、 イエロー系のガラステーブルや花、ブルーグリーンの藤家具を配置します。
こうすると、アイテムが増えてもすっきり見えます。
仕事や子育て、勉強などに追われる忙しい日々のなか、 ナチュラルカラーの部屋で、ホッとひと息ついてみてはいかがでしょう。
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写真(1)
若々しく華やかなインテリアですが、 色系統が絞り込まれているため、すっきりとして見えます。 |
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滝沢 真美 Mami Takizawa
カラープランナー/インテリアコーディネーター。 日本女子大学卒業後、(株)日本カラーデザイン研究所に入社。 住宅メーカー、建材メーカー、デベロッパーを中心に、内外装のカラープランニング、
商品開発のカラーコンサルティング、インテリアコーディネーター向けセミナーの講師等を担当。 共著に“色感素養”(ダヴィッド社)がある。 |
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