お稽古に使用し、将来的には教室を開くことを考えておられるとのことで、畳は全て京間畳を使用した四畳半上座床と決め、茶室をプランニング。和装の際の履物や旦那様のゴルフバッグなどを収納できるスペースとして玄関横にエントランスクロークを設置しました。
世帯属性 | 単世帯 |
---|---|
建物種類 | 集合住宅 |
工法 | 鉄骨・鉄筋コンクリート |
階数 | マンション |
立地属性 | 都会狭小型 |
延床面積 | 110.81m2 |
所在地 | 兵庫県宝塚市 |
特長 |
|
京間畳の四畳半に炉を切った本格仕様の茶室を実現。網代柄や塗り壁風のクロスなどを自然の材の代用とし、現代の暮らしにとけ込む茶室を目指しました。もてなしの心を表現する床の間や趣きのある間接照明、茶事を楽しみ、茶道教室にも使用できる本格的な茶の湯空間が誕生しました。
床をあげ、お稽古用として用いられる電熱炉を設置。リビングとの間に小上りを設置し、その下部は引き出し収納としました。モダンなリビングと『和』の空間をつなぐ「小上り」を設置することで、茶室だけが浮き上がった空間とならないよう配慮しました。
張り出した柱分のスペースを活かし、茶道具や茶器がすっきり片付く奥行きの浅い収納を設置。点前座・客座の位置の目印、そして壁面の意匠。席の雰囲気づくりに欠かせない腰張には、自然の材の代用としてクロスを利用しています。
排水のことを考慮しながら水屋の配置場所を決め、茶室までの動線がスムーズになるようレイアウト。濃紺の腰張で壁面の意匠に変化をつけています。水屋は、水作業をする「水谷流し」と道具類を置く「水屋棚」、また流しの手前に設ける床下収納の「炭入れ」などで構成されます。
大きく張り出した柱のあるコーナーには、カウンタータイプの家電収納を採用し、デッドスペースをなくすことで、動線の良いキッチンに。タイル張りの壁は、お手入れのしやすいキッチンパネルに変更。引き出し収納は、軽く引き出せる『らくパッと収納』で、毎日の家事が快適に。
上位3件のみを表示しています。「事例一覧へ」ボタンからその他の施工例も閲覧いただけます。
事例一覧へ