西長町の家

市街地から車で30分程度にも関わらず、市街化調整区域内ため周囲には田園風景や山林、地域特産の柿畑が広がる自然環境溢れるこの場所で、プロジェクトはスタートしました。

西長町の家

市街化調整区域では原則、開発行為や建築行為が厳しく制限され、基本的に建物を建てることができません。

しかし定められた条件をクリアすることで、一定の範囲内での建替などの建築行為を行うことができます。
（今回はこの条件をクリアすることができました）

西長町の家

内装仕上には、ビニールクロスやシート系の材料は使用せず、しっくい壁、しっくい天井、無垢材フローリング（オーク材）など、弊社の特徴である自然素材をベースに、アクセントでタイルや
木毛セメント板などを使用しました。

西長町の家

建物プランについては、眺望の良さを最大限に生かすため2階にリビングを計画し、どの位置からでも眺望を楽しめるように大開口の窓を設けています。
見上げの位置になるため、外部からの視線を気にする必要もありません。

西長町の家

キッチンもオーダーで製作し、モールテックスで仕上げるなどオリジナリティのある仕様となっています。

西長町の家

外観について、過度な装飾・色彩とならないように無彩色でシームレスな左官仕上をベースに、レッドシダー材の板張りのアクセントや軒天には杉材を使用しています。
軒、ケラバをしっかりと出すことで建物のバランスを安定させ、外壁を雨風から保護しています。

西長町の家

今後、日本は人口減少や空き地、空き家のさらなる増加、またコロナ禍もあり、物件の供給事情や居住スタイルは少しずつ変わっていくと思います。
家を建てようと思った時、利便性や不動産の市場価値だけでなく【プラスアルファ】の部分を楽しめるような選択肢が増えるといいなと思います。

トイレ・洗面室

玄関