総評
「犬と猫がお互いストレスなく暮らしていける家」がテーマの家づくり。室内は自然光に恵まれた敷地環境を十分に生かし、吹き抜けのある開放的な空間を提供している。箱型の外観では、黒の焼杉材と塗装仕上げの杉板材を組み合わせたことで、和の印象を演出。周囲の環境とも違和感なくなじませている。杉板塗装は自然光に照らされるとつややかに光り、シンプルな玄関まわりに新しい表情を生み出した。
総評
コの字型の建物の中央に中庭を配置。住まいの中に取り込むようにつくられた中庭を室内からも楽しめるよう、大開口を設置して、家全体を憩いの空間として演出している。28畳のLDKは北向きに開口しているので、日中でも光が強すぎず、程よい光の中カーテンレスで過ごすことが可能に。屋久島地杉材を敷いた2階中庭のウッドデッキとつなげ、窓を介しながら室内からも中庭からも自在に回遊できる住まいに仕上がった。
総評
人生を楽しむために建てられたセカンドハウス。家族や友人とにぎやかに過ごす時間にふさわしい、温かな木のぬくもりに包まれた空間に仕上げられている。1階のインナーテラスには本を読みながらゆったりと外の景色を眺められる、大きな開口を設置。窓を開けた時はもちろん、閉めた時も美しく景色を切り取るサッシ「LW」の特徴を十分に生かし、戸外と室内を違和感なくつなぐスペースとなっている。
総評
調理をする時の作業動線と、家族とのコミュニケーションに配慮されたII型配列のキッチン。単調な印象になりがちなII型のキッチンを、天井材とキッチンの質感を揃え、さらに間接照明を効果的に使うことで、デザイン性の高い空間に仕上げている。あえて低くしたダイニングキッチンの天井高と、圧倒的な開放感を見せるリビングの吹き抜けとのコントラストも印象的。まさにベスト空間デザイン賞にふさわしい空間となっている。
総評
坪庭に面した、明るく開放的なキッチン。落ち着きのあるグレーの色で空間を統一し、木目やアイアン素材をアクセントとして使用したキッチンは、パントリーを併設した機能的なスペースとなっている。キッチンと横並びのダイニングテーブルは、勾配天井でリビングと連続しており、家族のコミュニケーションの場として快適な空間を提供。気持ちのよい光がさし込み、空間デザイン賞にふさわしい居心地のよいキッチンに仕上がった。
総評
ガラス戸+FIX窓を洗面室との間仕切りに使用することで、明るく、開放感のあるサニタリーに。清潔感のあるホワイトを基調にした空間は、ダークな木目柄とブラックをアクセントにコーディネートしており、家全体のインテリアとも調和している。自然光が入る窓は、バスタブから景色が楽しめる位置に設置。入浴中の視界に入らない収納・物干しの配置など、細かいところにまで配慮を重ね、まさにホテルライクな空間を実現している。
総評
充実した収納棚とオープンシェルフを組み合わせ、使いやすさとおしゃれな空間を両立。カウンター下にスツールも置けるスペースを配置したことで、メイクスペースとしての機能もプラスした。ゆったりしながらも効率的な動きができるプランは、使う人の気持ちに寄り添った提案として好印象。壁面のタイルもおしゃれな印象で、手洗いから朝の身支度、夜のスキンケアタイムまで気持ちよく過ごすことができる。
総評
大判のエコカラットを壁一面に張り、いやしの空間を演出。天井からの間接照明が、エコカラットの質感を効果的に際立たせている。手洗い器の配置も秀逸で、使い勝手や機能性が充実。白を基調に明るい空間となったサニタリーや、自然光も入る浴室とは対照的に、穏やかな印象のトイレ空間に仕上げている。床・壁・天井といったベーシックな部位の素材に十分配慮することで、大らかで穏やかな上質空間を実現した。
総評
シックな印象のワインレッドのクロス壁に、無駄なくスタイリッシュな印象を与えるデザインの手洗いカウンターをコーディネート。手洗いカウンターの清潔感あるホワイトと、エコカラットのマットな質感との対比も美しく、上質なトイレ空間を提供している。施主の要望で設置したという間接照明は、光を反射しすぎず、落ち着いた印象に。ディテールと質感にこだわることで、住む人の個性が感じられるデザインとなっている。
総評
水平ラインを意識した、端正な表情の外観デザイン。直線で構成されたフォルムの美しさを際立たせるように、ボーダータイルをアクセントとして採用している。白の軒の出と黒のサッシが構成するコントラストの中、火色音タイルを美しくコーディネート。東京駅建設から続く湿式レンガタイルの歴史を受け継ぐ製品を採用しており、現代のライフスタイルにふさわしい、新しい力タチの洋館建築の提案となっている。
総評
白の壁に、天然木の風合いを生かしたフローリング材を組み合わせて穏やかな印象のLDKに。チャコールブラックの建具がよいアクセントとなっており、空間を引き締めている。リビングと連続しているインナーテラスとデッキをフラットにつなぐことで、戸外と室内の連続性を演出。このインナーテラス部分に床タイルを効果的に使用して戸外との一体感を強調し、室内にいながらアウトドア感覚を楽しめる空間とした。
総評
築45年のマンションのリフォーム。こだわりのインダストリアルテイストに「ヴィンティアカラー」の建具がマッチした住まいは、まさに「かっこいい」空間。打ちっぱなしの天井やブルーの壁面、室内窓などからも、この改修を存分に楽しんでいる施主の姿が感じられる。色や素材はもちろん、改修された間取りからも施主の生活スタイルが伝わり、住む人の暮らしぶりに細やかに寄り添うプランニングが評価された。
総評
南西角地・好立地条件の敷地。日当たりのよい南側に和室を設け、ウッドデッキ製品を巧みに採用しながら、モダンな印象の縁側をつくった。屋根をつけているので雨天時でも使いやすく、多様な過こし方が期待できるスペースに。程よく建物と庭、縁側を外に開いたセミオープン外構は、道行く人からもアクセスがしやすく、新しいコミュニティが期待できる。和の印象を備えた縁側は、家族にとっても友人にとっても過こしやすい場となるだろう。
総評
吹き抜けのあるリビングに、大きな開口部を設置。窓の外にウッドデッキを設けたことで、リビングの開放感をさらに高めている。ウッドデッキには大きな庇をつけて、アウトドアリビングとして使用できるスペースに。リビングとデッキスペースが自然につながり、戸外との一体感が味わえる。時にはこのデッキでブランチを取ったり、テントを張ってキャンプ気分を味わったりと、多様な過ごし方が期待できるだろう。
総評
「外部からの視線が気にならない中庭がほしい」という施主からの要望を実現するために、中庭を囲むコの字型のプランを提案。中庭に向けてL字型に配したデッキはキッチンから見渡すことも可能で、調理をしながら子供が遊ぶ様子を見守ることができる。深い軒とデッキのバランスもよく、1年を通じて快適な空間に。魚用シンクを中庭近くに設置したことで、そこでさばいた魚をBBQにするという施主ならではの楽しみが広がる。
総評
外観は落ち着いた色合いでまとめ、ダークカラーのフェンスや縦格子で縦のラインを強調。色味を抑え、植栽の色を際立たせている。カーポートは木目を採用し、軒天と揃えることで統一感を演出。中庭にはウッドデッキとサンルームも設置し、天候に左右されずにアウトドア感覚を楽しめるスペースとしている。多彩なエクステリア製品をバランスよくレイアウトすることでまとまりが生まれ、気持ちよく過ごせる住まいに仕上がった。
総評
築30年の中古物件を、現代のライフスタイルに合わせてリフォーム。飛び石や坪庭のあった純和風の玄関まわりに「Gルーフ」と門扉をバランスよくレイアウトし、素敵なファサード空間を実現している。「スピーネ」と門扉、タイル貼りの外塀とのコーディネートはシックな印象で、施主がイメージしていた「海外のリゾートホテルのような雰囲気」を実現。夜にはポーチまわりの間接照明が、やわらかな光で家族を出迎えてくれる。
総評
ホワイトとウッド調のツートーンを組み合わせて、落ち着きのある印象を与える外観。玄関ドアはこの2色と溶け込むデザイン&カラーを採用し、統一感のあるデザインにうまくなじませている。1階のサッシと玄関ドアの高さを揃えることで、さらに端正な表情をプラス。街並みに溶け込む外観を生み出した。デザイン門柱や照明、ウッドデッキなどのディテールもテイストを揃え、こだわりが感じられる外観に仕上げている。