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| ●スムーズな「動き」のための寸法を考えましょう。 |
| 私たちが暮らしの中で行うさまざまな基本的動作には、それをスムーズに行うために必要な、または適した寸法があります。 プランニングにおけるおおまかな部分がイメージできたら、住まい各部分の空間や設備の、サイズ設定を考えてみましょう。 |
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| ●それぞれの動作にぴったりの、高さや広さがあります。 |
たとえばこんなこと、ご存知ですか…
身体に負担が少なく効率的に使えるキッチンのワークトップの高さは、身長÷2+5(cm)といわれています。もしあなたの背の高さが160cmだとしたら、ワークトップを85cmに設定すると毎日のお料理も楽な姿勢でできるというわけです。また、トイレ空間の寸法にもめやすがあります。窮屈さを感じず、スムーズに立ち座りの動作をするためには便器の先端から前の壁(またはドア)まで最低50cmは必要です。
このように居室に比べ広さを確保しにくいサニタリー、毎日使う設備などは特にそのサイズを意識して、プランニングを進めましょう。前もって生活の中のいろいろな動作をシミュレーションしておおよそ必要な広さ・高さなどを掴んでおけば、工務店との打合せ時に細かな部分の使い勝手まで確認することができます。 |
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| ●将来的な動作の変化にも備えましょう。 |
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ここで、ひとつ考えておきたい大切なこと。それは、現在だけではなく将来の動作の変化にも対応するサイズ設定です。そこでバリアフリーの観点から確保しておきたい、さまざまな部位の寸法のめやすをご紹介します。
たとえば…
廊下の幅は78cm以上、居室やトイレのドア開口幅は75cm以上必要だといわれています。ただしこの寸法ちょうどでは、自走式車イスでの通行には少し不便。バリアフリーへの備えを万全なものにするなら、廊下は85cm以上、ドアは80cm以上で設定すればさらに望ましいでしょう。また、高齢になると階段の上り下りは辛いものです。身体への負担や事故の危険を減らすには、勾配を緩やかにすべき。そのめやすとして、階段1段における高さとその奥行きの比率を、6/7以下にするのが望ましいとのこと。つまり、もし一段の‘高さ'が18cmだったら、‘奥行き'は21cm以上に設定すれば高齢者はもちろん、すべての人に負担が軽いゆったりとした階段になるということです。
また…浴室やトイレの空間寸法にも、バリアフリーの視点でとらえためやすがあります。 |
‘介助'が必要となった場合を想定するなら、浴室は2.5m2以上(間口・奥行のどちらか短い方の長さが1.4m以上)の面積があると望ましく、トイレなら便器前方だけでなく側方にも50cm以上の余裕があるとよいでしょう。
図面を見ただけでは、そこでの「動き」はイメージしにくいかと思います。今回ご紹介したそれぞれのめやすを参考に、現場見学会などで実際の建物をご覧になって確認していただくとよいでしょう。建ててから「しまった」ということがないように、将来のこともしっかりと見越した空間・設備設定をしたいものです。 |
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