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土地がどんどん分割されて、狭くなる一方の都会はもちろん限られた敷地を有効に利用して広く住むことは、家づくりの最大のテーマといえるでしょう。
今回は、兄弟姉妹や親子などの世帯が、敷地を完全に分けずに有効利用し、仲良く暮らせる家づくりを提案します。 |
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お母様(50代後半)と30代の息子夫婦、そのお子さんの5人家族の住まいです。都会の18坪の土地に一緒に住める家を希望されました。ミニコミ誌の編集や文章教室通いなど、まだ現役として活動されているお母様のために1階を独立した専用空間にしたいというご希望でした。
そこで1階にはお母様の和室と専用のキッチン。トイレ、洗面・脱衣所、浴室(共用)も設けてお母様の専用フロアに。4人家族の生活スペースは2階だけということで、家のなかの仕切りはできるだけ広く感じるように衝立風にする(図2)、ダイニングには3畳強の和室をつくり、引き込み戸にして開放して使えるようにする(図3)、ハシゴで上り下りするロフトをご主人の書斎兼収納スペースにするなど工夫しました。お孫さんの入浴はお母様の楽しいお役目。専用のキッチンでは自慢のおでんを2階におすそ分けするなど、マイペースで生活しながらの同居を楽しまれているようです。
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2階のサニタリールーム。トイレと洗面台はつい立風の仕切りで視界をカット。壁をなくすことで明るく広々した空間になりました。 |
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2階のダイニング。床続きの3畳の和室は引き込み戸で少しでも広い空間に。ロフトの仕切りはアルミのパンチングメタル。アルミの軽快感で室内が明るくなると同時に通気性もあります。 |
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企業組合 花設計工房
1972年設立の東京パースを前身に、1988年、女性建築技術者の会を通して知り合った仲間たちにより、企業組合 花設計工房設立。以来、生活に視点を据えて、住宅設計を中心に大工さん、職人さんとのコミュニケーションを密にした現場監理を行っています。「家は買うものではない」でメンバーの意見一致。住み手に合わせて創るものであるはずだと考えています。
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| 渡会有子(わたらい・ゆうこ)/1940年中国・青島生まれ。中央工業学校建築設計科を経て、花設計工房に参画。NPO高齢者の住まいづくり研究会(WAY21)代表。女性建築技術者の会会員。 |
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